こんにちは!恵比寿校の大田です!
最近は「涼しい」ではなく「寒い」と感じる日々が多くなってきました❄
長袖を着てくる生徒さんも多く、冬の足音が近づいてきているのを感じます。
(中にはいまだに半袖半ズボンで来る強者もいますが…笑)
みなさま、体調管理にはお気をつけください。
さて、その冬の足音に加えて、公立中学校では定期試験の足音も近づいてきました👣
2学期制・3学期制に関わらず、11月中旬に定期試験を控えた中学校が多くあります。
我々講師陣も、目下その定期試験に向けて一人一人に合わせたカリキュラムを組み、
試験対策を日々の授業で実施しています!
そのような中、今回のブログの主人公は、とある中学2年生の男の子(Aくん)です。
彼は運動部に所属しています。
平日の放課後は練習で、土日は練習試合があるというかなり忙しい生活を送る中で、
Freewill学習塾に通って勉強も頑張っています。
そんなAくんは数学を得意としています。
それは以前、数学の定期試験が返却された時の出来事でした。
いつもより浮かない顔をして塾に来たAくん。
試験の点数が良くなかったのかなと思いつつ、
「数学の試験返ってきた?どうだった?」
と声をかけました。
するとAくんは小さい声で
「…80点台。」
と答えました。
定期試験で80点台を取ることは容易なことではないので
「すごいじゃん!!頑張ったね!」
と私は声をかけました。
しかしAくんは変わらず浮かない顔で
「…うーん。悔しい…。90点台取りたい。。」
と再び小さな声で、でも確かな響きを持って答えました。
そのAくんの口から発せられた確かな響きは、私に衝撃を与えました。
80点台を取っていながらもいまだ満足することなく、さらに上を目指すAくんの想いに触れたからでした。
そしてその直後、私は「Aくんに絶対90点台を取らせたい!」という想いに駆られました!
その想いのもと、講師陣で今回の定期試験に向けたAくんのカリキュラムをたてました。
そして出来上がったカリキュラムを改めて見てみると、部活で忙しい彼には少し大変かもしれないものになっていました。
理由としては、90点台を取るためには今までやっていた対策に+αで演習をこなす必要があったからでした。
日々の部活で忙しく、時には
「宿題間に合いませんでした…。ごめんなさい…。」
と疲れた顔で教えてくれるAくん。
その疲れた表情を思い浮かべると、
「さすがにこのカリキュラムはしんどいかな…?」
とも私は思いました。
しかしそう思うと同時に、あの80点台を取って悔しがっていたAくんの表情も脳裏によぎりました。
そこで私は出来上がったカリキュラムを手にAくんと話をしてみました。
「次の数学どのくらい取りたい?」
「90点取りたいなぁ」
「先生もね、Aくんに90点取ってほしいな。それでね、90点取る作戦を練ってきたんだ!」
「お!」
「90点取るためにはこれだけやれるといいと思うんだ。」
「結構あるね…」
「Aくんの日々の忙しさを考えると、頭ごなしに全部やれ!とは言えないなぁ。今のこの宿題の量を見た上で改めてどう思う…?」
「そうだなぁ…。」
そう言うと彼は考え込みました。その顔は、90点を取りたい気持ちと
忙しい日々のスケジュールを踏まえて葛藤している顔でした。
彼の結論が出るまで、ゆっくり待ちました。
普段よりも長い約1分間が流れました。
そして彼は決断した顔になりました。
「先生、やる。忙しけど、塾来た時に自習室使って頑張る。」
その日の授業後、彼は早速自習室に残って黙々と問題を解き進めていました!
自分で決め、歩みを進めるその姿は「頼もしい」そのものです💪
ただ、全て自分で考え、自分一人だけで歩みを進め続けることは
少しハードルが高い時もあります。
そんな時に、私たち大人が手を差し伸べたり、少し背中を押してあげることが必要です。
我々講師陣も彼の決意に応えられるよう、
そして彼が進み続けられるようサポートしていきます!✨
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