こんにちは、世田谷校の遠藤です。
一昨年、昨年と「タピオカ」「鬼滅の刃」といった一定のブームが、
私たちの共通の話題となりました。
「ブーム」は、若い人が作るものだと私は思っています。
だからこそ、今年、何が流行るのかを予想するためにも、
流行に敏感な生徒さんたちから情報収集するのが、最近のマイブームです😆
その一方で、流行に流されず、
目標に向かって必死に努力している子どもたちもいます。
着実な歩み
12月までの入試特訓(中3受験生対象)では、
試験問題を細かく分析して取り組みました。
大問毎の傾向に合わせた対策をメインに、
時間を区切り、解説を挟みながら演習を行いました。
また、12月〜1月の冬期講習では、
冬休み中に解いてきてもらった過去問を解説し、
理解度が浅い部分を徹底的に学び直していきました。
そして、年明けからの入試特訓ではいよいよ、
試験本番と同じ50分の演習時間を設けて、
実際の試験と同じ形式での演習が始まっています。
その中でも17日(日)に実施した『Freewillそっくり模擬』は、特別な入試特訓です。
その理由は、まだやったことのない志望校の過去問を、
本番に近い形で受ける入試特訓だからです。
つまり、生徒ひとりひとりの志望校に合わせて
現段階での実力が最もよく測れる試験なのです。
残りの入試特訓では、一度解いた過去問を2度、3度と解き直して、
各単元を総仕上げしていくことが主な目的となります。
演習開始前の声掛け
そんな今回の入試特訓では、こうした意義について
生徒さんに理解してから取り組んでもらいたいと考え、
世田谷校では普段よりも15分ほど早く集合してもらいました。
私「今日は、いつもの入試特訓と違うよ。みんな、それぞれの志望校の初見の問題を解いてもらいます。いい結果も出れば悪い結果も出ると思います。しかし、今日出る点数を真摯に受け止め、残る期間の自分の課題を明確にし、最後まで乗り切りましょう。」
周りの雰囲気はいつになくピンと張り詰めた感じがしました。
そして、9時30分から75分5コマの演習の始まりです。
50分間は試験本番と同じようにひたすら問題に取り組んでもらいました。
やはり冬期講習を終えてみて実感するのは彼らの集中力が圧倒的に付いているということです。

都立・私立問わず、各志望校の入試問題(初見)に取り組みました。
これまでは問題の意味すらわからず、
空欄があるまま解くのを諦めていた生徒さんもいました。
しかし今回は、これまで蓄えてきた知識や解き方を活かして
諦めずに問題に取り組む姿が目立ちました❗️
演習後の解説の際も同様でした。
以前は数学がさっぱりわからないという感じだった生徒さんは、
これまで「解説を聞いてもわからないからいいや」と投げやりだった時期もありました。
しかし今では解説をしっかりと聞き、
わからないところは積極的に理解しようとする姿勢を見せていました。
生徒A「先生!大問〇番のこの問題の解説の意味がわかりません。教えてください。」
生徒B「関数の問題がこれまで苦手だったけど、最近安定して解けるようになってきました。」
生徒C「国語の点数が悪かったです。他の年度はいつも7割切らないのに・・・。」
生徒さんそれぞれが抱く感情は、冬期講習までに培ってきた努力からくるものだと感じました。
12月時点では、点数や間違った問題にこだわりを持っていない生徒さんが少なくない印象でした。しかし、1月に入り、残りの短い期間を実感し始め、自分の課題に真剣に向き合う雰囲気が出来上がってきました✨
理解するまで残って自習する生徒さんも
最後に、これは毎年受験生を教えていて一番嬉しいことなのですが、
入試特訓中に消化できなかった問題を「その日のうちに解決したい!」と
自ら残って勉強していく様子を見ることができました。
生徒D「先生、さっきのここの問題がどうしても解けないんでこれ解けるまで残ってもいいですか?」
生徒E「理社の勉強がまだ足りていないと思ったので、その勉強をしておきたいです。」
このような変化は、実際の試験を模した雰囲気だからこそ現れてくるものだと思います。
試験本番をイメージし、今の状態ではいけないと気づくこと。
そういう想像力は、普段、頭ではわかっていても、すぐに行動に移せるものではありません。
しかし、適度な緊張感や他の生徒さんと同時に演習を行うことで、
これまでとは違った感情を持ち、自主的に課題を見つけ行動に移す生徒さんが現れてくるのです。

数学の大問4を必死に理解しようとする生徒さん達。
演習後に残って勉強していた生徒さんに限らず、今回の模試を通して、
それぞれが残りの期間を意識し、自分事として受験を再認識できた入試特訓でした。
1ヶ月前後の期間、これからラストスパートに差し掛かります。
この時期は演習量はもちろん、精神的な安定を保つことも大切です。
点数が悪かった生徒さんや伸び悩んでいる生徒さんに対しても、
彼らの実力が本番で発揮できるよう全面的にサポートしていきます。
彼ら全員の笑顔が見れることを祈って、残りの期間を見守っていきたいと思います❗️
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