こんにちは
世田谷校の井口です
最近風が特に強いですね。
つい先日、世田谷公園で草野球をしている人を横目に教室に向かっていたのですが、ピッチャーの投げた単なるスローボールが、とてつもない強風によってだれも打てないような魔球に変化していました
さて、突然ですが、先日教室でこんなことがありました。
小学生の生徒さんが授業が終わって塾から帰るときのことです。
見送ろうと思って玄関までついていったのですが、靴置きのカーペットの前でその生徒さんは立ち止まりました。
「どうしたのかな・・・?」とおもっていてみていると、その生徒さんは膝をつき、
ほかの生徒さんの靴を逆向きに並び替え始めたのです
驚いた私は「ど、どうしたの?」と声を掛けました。
するとその生徒さんは当然のごとく
「逆向きにしてあげた方が他の人が帰りやすいかなと思って」と言いました
思わず「すごいね!先生も一緒にやるよ!」といって二人で10人分ぐらいの靴の方向を逆にしました。
「みんなのことを考えられるんだね」と伝えると
「いやまあ普通だよ」と言っていました。

自分が脱いだ靴がこんな風になってたら、気持ちよく帰れますよね!
他の人の事情を想像し、自分がそれに対してできることをする。
口で言えば簡単ですが、こういう細かいところからできる人は多くないと思います。
私は、「勉強とは未知への想像力だ」と個人的には思っています。
自分の世界の外側にあるものを学び、想像し、場合によっては自分でいろいろ操作してみる。
それが自発的な勉強につながっていると考えています。
そして、そんな想像力を持った人が、他の人の事情や気持ちに想像力を働かせられるのではないでしょうか
私もその生徒にならい、気づいた時には靴を逆向きにするようにしています
もちろん成績を上げるのが塾の役割ですが、勉強を通じて、他人への想像力がつくのであれば、
それはとても良いことだな、と思わせてくれたひと時でした
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投稿日時:2018-04-17 16:45:23