Freewillからのお知らせ

大人にとっての国語力 ~子供とのコミュニケーション〜

こんにちはビックリマーク

世田谷校の井口ですクローバー

突然ですが、「国語力」という言葉をみなさんは耳にしたことがありますかはてな

書店で並んでいる本の中にも「国語力が身につく!」、「正しい国語力のつけ方」など「国語力」という言葉がキーワードになるものをよく見かけます。

そして塾では「お子様に国語力をつけてもらいたい」という保護者様の願いもよく耳にします。

学校でもこの力をつけるための学習が取り入れられたりしています鉛筆

では、どうして「国語力」が必要なのでしょうか。

学校でも勉強するくらいなので、大人になっても使える能力であると信じたいですよね。

今回は「言葉」に注目してこのことについて考えてみますひらめき電球

さて、言葉の大事な機能は「目に見えないものを表す」ことです。

この機能はなぜ大事なのでしょうか?

例えば言葉がなく、目に見えるものを指さすだけでコミュニケーションをしていたら、犬の話をするためにはまず犬を探しに出かけねばなりません。また、現実には存在しない「責任」「権利」などの言葉で表される概念がなければ社会はガタガタになってしまいます。だから、この機能は大事なんですねひらめき電球

そして、この「目に見えないもの」の一つに「無意識」があります。無意識とは簡単に言えば「本人が表に出そうとは意識していない感情や欲求」のことを指します。

私は「言葉」を勉強する国語を通じて、「無意識」の読み取り力を鍛えることが、大人になっても役に立つことの一つだと考えています。

よく心理学やセラピーでは「意識は氷山の一角にすぎず、その下には無意識が眠っている」という言い方をします。

例えば次のような会話を考えてみてください。

お母さん「Aはテストどうだったの?」

Aくん「みんなすごい難しいっていってた・・・」

お母さん「Aは何点ぐらいだったの?」

Aくん「先生も難しくしすぎたっていってたけど・・60点だった」

このとき、Aくんは結局何が言いたいのかというと

「今回のテストは先生も認めるほど難しい問題で、みんなもできていないんだから、ほくが60点でも怒らないでよお母さん」、ということです。

つまりAくんは無意識の「お母さんに怒られたくない」という欲求を言葉に表しているのです。

このとき、無意識の欲求を無視し、大人視点からすれば論理的で合理的な試験の反省を始めてしまったらどうでしょうか。おそらくAくんは何を聞いても「またお母さんに怒られてしまっている」と思ってしまうでしょう。そうするとAくんにとって「勉強=お母さんに怒られないためにやるもの」になってしまいます。これではこの先、自分から勉強して成長していけません。

この時のコミュニケーションのポイントは何でしょうか。

大事なのは、

お互いに言葉の裏にある気持ちを明かして話すことです。

まず、無意識の欲求をAくんに意識させてあげます。その上で「テストどうだったの?」という自分の言葉の裏にある、自分の将来への親心をという感情を話してあげるのです。子供の真意を汲み、こちらの真意を聞いてもらって初めて信頼のあるコミュニケーションができます。

例えば以下のような会話をしてみてはいかがでしょうか。

お母さん「難しかったんだね。テスト返ってきた後で『お母さんに怒られる・・!』とか思っちゃった?」

Aくん「そういうわけじゃないけど・・・」

お母さん「いいのよ正直になって。Aも頑張ったけど難しかったってことでしょ?」

Aくん「まあ・・そうだね」

お母さん「もしかしたら、Aは『お母さんはどんなテストでも80点以上取らなきゃ怒る』と思ってるんじゃない?」

Aくん「まあ・・・前のテストでは75点で怒られたかね・・」

お母さん「75点だから怒ったんじゃないのよ。まずAに勉強してほしいと思っている理由はね・・・」

こうするとAくんは「お母さんは僕の気持ちを分かってくれている。でももしかしたら僕はお母さんの気持ちを誤解していたのかもしれない。どう考えているんだろう?」と興味を持って話を聞いてくれます。ここには信頼がありますよね。

さて長くなりましたが、問題は、国語力はなぜ大人にとっても大事か、でした。

言葉でなされるコミュニケーションに奥に潜む無意識の感情をつかむことで、よりよいコミュニケーションがとれるから、ということが答えの一つとして言えそうですひらめき電球

ではこのような国語力がなぜ塾の勉強を通じてつくのか?それは塾で使っている国語のテキストの問題をよく見てみるとわかります!

テキストのどんな問題がこの力につながっているのかは、また別の機会にお話させてくださいキラキラ

例えば小学生はこんな問題を解いています!

100人以上の生徒さんと日々コミュニケーションをとっていると、十人十色の響き方がありますし、シチュエーションもたくさんあります。

そんな日々のことが保護者様とお子様のコミュニケーションでも参考になればと思いますので、これからもお付き合いください!!

 

投稿日時:2018-05-15 10:18:14