みなさんこんにちは❗恵比寿校の福田です。

最近は空気が乾燥してきてやっと秋を感じるようになりましたね。

でも、まだ日中は暑い日があり、夏が続いているような気持ちになったりします。

8月を振り返ると夕食後に毎日アイスを食べていたせいで

おなか周りのお肉が気になります。😅

さて、今回は夏を振り返って、夏期講習で成長した生徒のお話です。

弟と比べて自分は…

夏期講習の中頃にこんな出来事がありました。

兄弟で通塾している小学生のA君は普段からとても明るく元気です。

この日も塾には元気よくやって来ました。

いつも通りに挨拶をして算数の授業を始めると、なんだか元気がありません。

「弟と比べると計算遅いから…」

話を聞いてみると、弟と比べて自分の計算スピードや

塾での授業のペースが遅いことを気にしていました。

他の教科に比べて得意な算数だけれど、自身がなくなっていました。

はじめに、私は

「人と比べる必要はないよ、前の自分と比べてみよう」

「毎日1ページの計算ドリルの宿題をやっているよね、

それを続けていれば必ず計算は速くなるよ。」

「実際、前より計算は速くなってると先生は思うよ」

と伝えました。

「たしかに少しは良くなってるかも」

と、A君はうなづきます。

次に、毎日の計算練習に加えて、夏休みで時間があるので

普段より宿題の量を増やして、

「こんなにできた」という自信をつけてほしいと思いました。

「毎日やる計算の宿題にプラスして今日の授業で習った単元の宿題はこれだよ」

「ええ、何かいつもより多くない？」

「夏休みだし時間があるでしょ、

それに今日習ったところを忘れないように練習しておこう」

それから数回の授業を行っていったある日

「先生、宿題終わらないかも、

学校の宿題もやらないといけないから減らしてよ」

はじめのうちは気にならなかった塾の宿題の量が

学校の宿題も合わせると難しくなって来たようでした。

でも、詳しく聞いてみると、

さぼったりして、翌日に持ちこした宿題が

段々と溜まって次回の授業までに間に合わなくなりそうだということでした。

ここが頑張り時！

「そうか、確かに大変だね。夏休みの宿題って作文とか時間がかかるよね」

「そうそう」

「だけど、一度この量をやってみよう。自分の限界までやってみてほしい」

「ええー」

「スポーツでも限界まで練習するから、記録が伸びていくんだよ。

勉強も同じなんだ。大丈夫。案外できたりするし、できたら成長するよ」

不安そうなA君に

「じゃあこうしよう。すごく頑張っても終わらなくて君のお母さんから

『一生懸命にやってるけれど終わらないです。宿題の量を考えてください』

って相談されたら減らそう」

と話しました。

面白い提案だと思ったA君は

「それならやってみる」といって前向きになって返事をしました。

その後で具体的に何時ごろに宿題をするのか等、

ペースの相談をして、やり切れるようにフォローをして送り出しました。

次の通塾日に

「先生、全部宿題終わったよ！」

A君がニコニコしながら報告して来ました！

「やったね！」と一緒によろこんだ後で

「実は、もし終わらなかったらどうしようか悩んでたんだよ。

結構な量だけどやってこれたんだね。先生はうれしいよ」

そう声を掛けると、A君は誇らしそうに笑っていました。

達成感とやり遂げたことで自身が付いたようです。

9月に入り塾でも通常授業が始まりました。

A君の授業の様子をみると

早めに「分からない」と言うけれど

こちらが問題を整理できるような質問をすると

「あっ、そうか」と自分で正解にたどり着けていました。

集中して問題に取り組む様子。

結局その日の授業は

分からない問題の解説は一度もすることなく、

全て自力で正解を出して終えることができました。

夏期講習を通じて、成長したA君の様子にうれしく思うと共に、

これからの成長が楽しみになりました。

＜Freewill学習塾　公式LINE@＞
ブログの更新情報や無料イベント情報をLINEで通知します！
みなさん、ぜひ「友だち追加」してください✨