世田谷校 Freewillブログ

2021年12月9日

コンフォートゾーンを広げる!

こんにちは、世田谷校の鈴木です。

気がつけば12月になりました。

 

あれ? この前まで、夏期講習をしていたような・・・。

 

ここからクリスマス、大晦日、お正月

あっという間に過ぎていきそうです。

 

時間の流れは早いですね。

今年も残りわずかとなりますが、精一杯に授業をしていきたいと思います。

 

 

 

コンフォートゾーンとは何か

 

突然ですが、コンフォートゾーンという言葉を知っていますか?

Comfort(快適な、安心できる)なZone(領域)

「自分がストレスや不安なく快適に落ち着いて過ごすことのできる居心地のいい場所」

を意味します。

 

人間は、無意識のうちに自分の快適な範囲で生活をしていこうとする傾向があります。

 

僕の場合、

・同じ職場に毎日同じ道で通勤する

・いつも行くスーパーで買い物をする

・今日も同じ献立・・・などです。

 

 

 

しかし、そのままコンフォートゾーンの中で生活していても

新しくできることは増えず、成長が阻まれてしまいます。

 

コンフォートゾーンに居続ければ快適で気持ちも安定しますが、

厳しい言い方をすれば「ぬるま湯に浸かっている状態」とも言えるのです。

 

 

逆にいうと、人が成長するためには

このコンフォートゾーンから抜け出すことが不可欠なのです。

 

 

人はどのようにコンフォートゾーンから抜け出すのでしょうか?

下の画像をみながら、説明します。

 

 

 

コンフォートゾーンの図:「安心の領域」→「成長の領域」まで

 

 

 

まず「安心の領域」の外にあるのは「恐れの領域(フィアー・ゾーン)」です。

初めてのこと、慣れていないこと、新しい人間関係・・・など、

どきどき、そわそわ、緊張をするようなことが多い領域です。

 

この領域にいる時期は、とても不安を感じます。

「やっぱり自分には向いていない」とか「大変だからやめよう」という気持ちになり

ついついコンフォートゾーンに戻りたい気持ちになります。

 

 

しかし、不安な気持ちをぐっと堪えてフィアーゾーンを抜けると

「学びの領域(ラーニング・ゾーン)」に入ります。

最初は大変でも、できなかったことができるようになり、

「自分でもできるんだ」という自信が生まれていきます。

ここで、新しい経験や能力がつくことで

これまでの自分のコンフォートゾーンが広がっていきます。

 

 

最後の「成長の領域(グロウス・ゾーン)」では、

「学びの領域」で自分ができるようになったことを、

はっきりと目的をもって自由にできるようになっています。

 

「これはこういう目的だからこう工夫してみよう!」などと意識することができ、

自分に制限をかけずに新たな目標やゴールを設定できるようになります。

 

 

 

コンフォートゾーンを広げる!

 

ここでK君の話をしようと思います。

 

 

K君は本を読むのが苦手で、

読書感想文期間が始まると「読みたくないよ〜」とずっと言っていました。

 

 

「やだよー」というK君に

 

「でもこんな機会がないと読まないでしょ?」

「嫌かもしれないけど、これを読む機会は一生で一度かもしれないよ。」

「騙されたと思って一回読んでみな」

 

など、私は諦めずに声をかけていました。

しかしK君はなかなか読み進められずにいる様子で、

感想文を書く、という次のステップに進むのも一苦労でした。

 

 

 

その後、次の読書感想文イベント期間がやってきました。

イベントの案内をしている頃、K君が僕に話しかけてきました。

さては、また「本を読みたくないよ〜」と言うのかな、と構えていると・・・

 

 

K君「先生、クイズ出していい?」

鈴木「お、いいよ」

K君「おれが今まで嫌いだったもので、最近好きになったものってなんだ?」

鈴木「え、なんだろう・・・?」

K君「先生なら絶対、わかると思うよ!」

鈴木「う〜ん、、、(絶対違うとは思うけど)読書とか?笑」

K君「せいかい!」

鈴木「えっ?!」

K君「おれ、これまでは嫌だったんだけど、

   読んでるうちに楽しくなってきたんだよね。

    読書って楽しいね!

 

と嘘みたいな話をしてくれたのです。

 

 

K君は本を読みたくないというコンフォートゾーンを広げ、

「学びの領域」あるいは「成長の領域」へと進んでくれました。

 

 

正直、僕はK君の話を聞いて涙が出そうになりました。

あんなに本を読むのを嫌がっていたK君が、いまは楽しんで読んでくれている。

それだけで、声をかけ続けてよかったと本当に思いました。

 

これはK君が自分の意思の力で、コンフォートゾーンを抜け出した結果なのです。

K君はそれ以降の読書感想文もしっかりと本を読み、取り組んでくれています。

 

読書が苦手だったK君、授業前にしっかり授業前に本を読んでいます!

 

 

この経験はK君の今後の人生にきっと彩りを加えてくれるでしょう。

 

 

普段の指導を通して、K君だけでなく多くの生徒さんの

コンフォートゾーンを広げるきっかけを作れるよう

これからも精一杯指導していきますので、今後もよろしくお願いします。

 

 

僕も、今日はいつもと違う道で帰って違うスーパーに寄って、

いつもと違う献立を作ろうと思います。

 

 


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