Freewillブログ 大学受験専門個別指導

2020年12月4日

苦手科目の学習目標は「手が覚えるまで!」

こんにちは❗️

高校部の西川です。

 

 

最近、寒い日が増えてきて、一気に冬に近づいてきている感じがします🌨❄️

「少し早いかな?」とも思いましたが、我慢できずに先日ダウンコートを引っ張り出しました😂

日々、元気に指導ができるように、風邪を引かないよう努めます💪

 

 

さて、もうすぐ12月。

高校生は、定期テストが近づいてきました。

「努力は報われる」という言葉もありますが、やはり人それぞれ、得手・不得手はあります。

得意なことは、少しの努力で結果が出ることもあるでしょう。

しかし、苦手なことであれば、大変な努力をしても、結果が出ずに悔しい思いをすることもあります。

 

今回のブログでは、苦手なことに向き合って努力し続ける生徒さんの姿を紹介します。

 

 

「私は数学ができない…」

私は、数学に苦手意識があるというSちゃんを担当しています。

 

Sちゃんはとても一生懸命な子です。

数学に対しては、テストに向けて問題集を2〜3周できるような計画を立て、

さらに、それを着実に実行してくれていました。

 

 

 

しかし、テスト結果は平均に届かず、散々……。

本人もとても悲しんでおり、

 

「私はどれだけやってもできない…向いてないんだ…」

 

と自信をなくしていました。

 

とはいえ、立てた学習計画はバッチリで、実行もしていました。

一見すると「何が良くないのだろう・・・?」と頭を抱えてしまう状況です。

 

 

実は、Sちゃんは

問題を解くのに必要な公式を、きちんと覚えられていなかったのです。

問題集は何度も繰り返していましたが、覚えられていない部分は

教科書を見ながら、毎回こなしてしまっていました。

 

当然ですが、これでは何度やってもできるようにはなりません。

本人に詳しく話を聞いてみると、

 

「友だちは『問題集をやっているうちに覚える』と言っていたから…」

 

とのこと…。(嘘のような、本当の話です😱)

 

 

その友だちは、数学が得意か、もしくは暗記能力に長けているのだと思います。

しかし、持って生まれた能力は、一人ひとり異なります。

同じことをできるようになるために必要な時間は、人によって異なって当然。

1つの公式を覚えるのに1分の人もいれば、10分かかる人もいます。

 

 

自分の能力に合わせた学習量を見つけることが、何よりも大切です☝️✨

そして「自分ができているかどうか」に、きちんと目を向けることです。

 

 

私はSちゃんにも、同様のことを伝えました。

そして、ある提案をしました。

 

 

 

繰り返し手を動かすことの大切さ

 

西川「Sちゃん。数学の授業で習った部分の公式を、こまめに小テストしてみようか。」

 

Sちゃん「えぇっ……小テストですか…😫💦」

 

西川「まぁ『テスト』って言われると、嫌だよね(笑)でも、さっきも話したけれども、いまの課題は『テスト当日までに覚えられていないこと』だったよね。

 

Sちゃん「そうですね……😓」

 

西川「だから、とりあえず1回やってみようよ来週、数列の前半の公式をチェックするから、準備しておいで。」

 

 

 

そうして迎えた次の授業。

 

 

次のテスト範囲に合わせたオリジナル小テストです📝

 

 

 

西川「よし、約束通り小テストするよ。制限時間は5分ね。スタート!」

 

Sちゃん「……✍😨」

 

 

テスト開始早々、Sちゃんの様子が変でした。

範囲の決まっている小テストにも関わらず、全くペンを動かせずに固まっています。

私はタイマーを止め、Sちゃんに声をかけました。

 

 

西川「Sちゃん、大丈夫?」

 

Sちゃん「なんか……勉強したんですけど、全然頭に入ってない😫」

 

西川「そっか。どんな風に勉強した?」

 

Sちゃん「公式をずっと見て……覚えたはずなんですけど」

 

西川「なるほどね。……Sちゃん、いまから10分間はかるから、この制限時間内でたくさん書いて練習してみようか

 

 

 

制限時間を設けられた10分間。

少し半信半疑な様子を見せつつも、Sちゃんは必死に手を動かしました。

繰り返し、繰り返し、ノートに公式を書いてもらいました。

 

 

 

西川「よし。10分経ったから、さっきと全く同じテストをしよう。スタート!」

 

 

掛け声と共にテストを開始すると、先ほどとは打って変わって、スルスルとペンが進みます。

5分もかからず、あっという間に答案用紙が埋まりました。

 

 

Sちゃん「わぁ……できた😳」

 

西川「終わったかな。じゃあ、丸つけしてみようか。……おお!満点じゃん!!

 

Sちゃん「やった……っ😊✨」

 

西川「Sちゃん。これが、手が覚えるってことなんだよ。『わかる』と『できる』は別。できるようになるまでは、繰り返し手を動かす練習も大切だよ。

 

Sちゃん「なるほど…ちゃんと書かないといけないですね。先生、次回もテストしてください!

 

 

 

その後のSちゃんは……

 

テストを終えたSちゃんは

 

「確実にできる!って思える場所ができて、安心した…」

 

とも話してくれました。

少しですが自信にもなったようです☺✨

 

また、その後も『手で覚える』状態を目指して日々の学習に取り組み続けてくれ、

学校の数学の小テストで初めて満点を取ることができたことも報告してくれました。

先生も頑張りを認めてくれて、とても嬉しかったようです。

 

 

 

「自分なりのやり方」が既に分かっている人には、あまり参考にならない話だったかもしれません。

しかし、勉強の仕方に迷っている人や、自分流のやり方でやってはいるが点数が伸び悩んでいるという人は、ぜひ参考にして自分の勉強方法を振り返ってみてください。

 

Freewill学習塾では、一人ひとりの生徒さんと真摯に向き合い、一生懸命「ベストなやり方」を考え、一緒に探ります。

「やっているはずなのに、できない…」というモヤモヤした悩みをお持ちの方、

ぜひ一度、最寄りの校舎まで、遠慮なくご相談ください❗

 

 

本日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました😊

 

 


 

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