大学の学部を紹介するプチガイダンスを開催中です！

各学部で勉強する内容を知りたい人は参加してください！！

目標設定をする機会

さて、今回は、面談の際に志望校が決まって

日々の様子が少しずつ変わってきた生徒さんとの

面談内容についてブログを書きます。

高校部では１週間に１度生徒面談を行なっており

その際に進路の話が上がることがとても多いです。

日々の勉強を何のためにしているのかが明確でなければ

「今目の前にある数学の問題って何のために解いてるんだろう？」

「自分が英語を勉強する意味って何？

海外に行きたいとも思ってないから英語を勉強する意味がわからない」

こういった疑問が必ず頭をよぎります。

そのため、今目の前にある勉強と将来の自分を繋げる必要があります。

今回紹介する生徒さんは、

将来、田舎でゆったりと農業をして

人々の食に関わりながら時間に追われずに暮らしたい

という将来のビジョンを持っていました。

ある日の面談でのことです。

信重「Aは、将来農業に関わりたいと話していたけど、大学には行きたいの？」

A君「はい、行きたいです。」

信重「具体的に、この大学に行きたい、とかはあるの？」

A君「農学部に行きたいですけど、どの大学かまでは決められていません。」

信重「そうなんだね。そもそもなんで農学部なの？」

A君「農業に関わるのが農学部かなと思って・・・」

信重「なるほどね。確かに農学部は農業に関わる部分もあるけど。

どちらかというと農学部は農業に関わる科学や生命科学を学ぶ特色が強いよ。

農作物の流通に関わることの方が君の関心が強いからこういった学部も見てみると良いよ。」

このようなやり取りをしながら、いくつか具体的な大学をPCで見せながら話をしました。

そうすると本人も食いつきながらPCの画面を見ていて、感心している様子でした。

意識の変化

後日、A君が私のところに来ました。

そして…

A君「先生、自分はこの大学を受けると決めました。

理由は自分が将来やりたいこととの結びつきを強く感じられたからです。

地方での実習もでき、将来田舎に住みたいという希望がある自分にとっては

地方の様子を肌で感じる機会が多いことも魅力的でした。」

とわざわざ報告してくれました😊

信重「いいじゃん！試験科目については調べてみた？」

A君「いや、まだです・・・」

信重「じゃあ、一緒に調べてみよう！」

ということで、一緒に調べてみると

試験科目には英語と数学が必須であることがわかりました💡

そこから、信重がたたみかけました。

信重「今自分が目標を達成するためには入試において

数学と英語で目標点を取ることが必要だということがわかったね。

だから、今は自分がやりたいことをやるために数学と英語を頑張ろう！」

信重「数学を何のために勉強するのか？といった疑問の答えは

実は一生懸命数学を勉強した先にしか見つけられない。

今はまだ数学を勉強する本質的な意味を見つけることはできない。

なぜなら、まだ一生懸命数学の勉強をしていないから。

だから受験を通して数学の知識をたくさん身につけて志望校合格という目標を達成しよう。

そして、その先に数学を勉強する意味が見えてくるよ。」

A君「なるほど！勉強頑張りたいです！

学校の先生が数学を勉強する意味を話していてもピンとこなかったけど

今日先生と話をして勉強する意味が見えた気がします」

この面談では、生徒が持っていた価値観の幅を広げられたと感じます。

生徒さんには、自分一人の価値観だけで物事を決める前に、第三者の意見を聞く中で

たくさんの価値観を知って欲しいと思っています。

そして、その上で人生の選択をしていってもらえるように

なって欲しいと思っているので、しっかりと話ができて良かったなと私自身も思えた出来事でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました！

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