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なぜ歴史を勉強しなければいけないの?

 

こんにちは

世田谷校の井口です

 

 

先日のブログ「数学」に触発されて

「なぜ歴史を勉強するとよいのか」について

考えたいと思います。

 

先日、自習室でテストに向けて

歴史を勉強している生徒さんがいたので、

ちょっと様子を見ていると、

必死で年号や重要単語を繰り返し唱えており、

少し大変そうでした。

 

質問を受けたのでその説明をしたあとに、

気分転換とおもって、

歴史を学ぶことについての話をしました。

 

 

生徒「年号とかひたすら覚えるの大変ですね・・」

井口「そうだね。でも年号を覚えるのだけが歴史じゃないからね。

なんで歴史勉強するんだろう、とか考えたことない?」

生徒「たまに思います・・。」

井口「ちなみに、なんでだと思う?」

生徒「うーん・・・まあテストでいい点を取れなければ

いい学校にいけないから・・ですかね。」

井口「そう。それもあるよね。でもこう考えてみたら・・?」

 

当然、テストで良い点を取り、

選択肢が広がるということは、

塾として考えているところではあります。

しかし、もう少し別の視点をもってみると、

学びがさらに面白くなってくるとおもったので、

以下のような話をしてみました

 

そもそも、なぜ現代に生きている私たちが

大昔のことから

勉強しなければいけないのでしょうか?

 

色々理由はあると思いますが、

特によく言われる理由として

「過去の教訓を踏まえて将来に生かす」

というものが挙げられます。

たしかになんとなく頷けるような気がします。

 

ただ私はそれとは一見逆の理由も考えてみたいです

 

それは、

 

「歴史を学ぶことで、

過去の偶然の積み重なりで

現在ができていることがわかり、

将来も無限の可能性に広がっていることがわかる」

 

ということです。

必然的な法則で現在が作られていたら、

これから将来もすでに運命が決まっていると思ってしまい、

やる気が出てこない、

という人もいるかもしれませんよね

歴史を学ぶとそれが

間違っているかもしれないと思えるのです

 

 

例えば、

「なぜ人類は地球上で

もっとも強い動物になったのか?」

と聞かれたら、みなさんなら何と答えますか?

 

こんな食物連鎖のピラミッドをみたことはありませんか?

 

「脳が大きいから」

というのが直感的な答えではないでしょうか。

脳が大きい人間は、体は弱くとも、

いろいろな道具を使って動物の頂点に立った、

ということです。

 

しかし、

ちょっと年表を紐解くと、

そうともいえません

人類やその祖先が今と同じ脳の容量を持ったのは

何百万年も前です。

しかし農業が始まったのはたった1万年前で、

いまのような産業社会が生まれたのは

ほんの200~300年ほど前です。

つまり

「数百万年もの間、

脳が大きく体が弱い人間はかなり

『弱い部類の動物』だった」

ということです。

 

 

では何がこの状況を

変えたのでしょうか?

色々理由があると思うのですが、

『サピエンス全史』(上巻)によると、

 

「火を使ったこと」

 

だとされます。

火は調理を可能にし、

食べることが可能な食料の幅を広げた、

他の動物を脅かすことができた、

など様々な効果があったようです。

 

火を最初に使ってみた人はどんな気持ちだったのでしょうか・・?

 

しかし、火は化学的なものなので

当然どの時期の地球にもあったはずです。

ということは、人類の長い歴史のどこかで、

たまたま火を使ってみた

人類の1人(1頭?)がいて、

その便利さに気づいたということです。

そこからいろいろな別の偶然が積み重なって、

現在に至ったのでしょうか。

つまりこの火を使った人類がいなければ、

私たちはまだ他の動物から逃げ回る

数百万年+1万年」目を

過ごしているかもしれないのです

 

このように、

「火を便利なものだと分かった」

という偶然があり、

その後の人類の歴史が築かれていったとしたら

どうでしょうか。

そして、もしそのような偶然が今

目の前に転がっているかもしれないとしたら、

どうでしょうか。

少し前向きになって日々を過ごし、

自分がいろいろな可能性に

かけていける気がしませんか?

 

生徒さんと歴史の授業をするとき、

色々なアプローチで

興味を向けようとするのですが、

上でしたような話をすると響く生徒さんも

一定数います。

 

もしこれで歴史に興味を持ってくれれば、

テストで必要な年号や用語の暗記も

あまり苦ではなくなりますし、

勉強していくうちに

自然に頭の中に入ってくるようになります。

 

もちろん生徒さんごとに

響くアプローチが違うので

、試行錯誤の連続ですが、

これからも興味を引き出す授業をするために

色々学び、

考えてまいりますので、

よろしくお願いいたします

 

投稿日時:2018-05-22 12:56:56