こんにちは
世田谷校の井口です
さて、今日は「時間を守ること」、
ひいては「悪しき習慣を正すこと」について
お話ししたいと思います
先日、教室の入り口近くの机で仕事をしていると、
一人の生徒さんが教室に入ってきました。
その生徒さんとこんな会話をしました。
井口「お、まだ授業の15分前だけど、
今日は来るの早いね。」
生徒「友達の家に届け物しようと思って早く出たんだけど、
途中で『友達のところ寄ったら塾遅れちゃうな』と思って、
道を変えて来たから早いんですよ」
こんな何気ない会話でした。
ですが、私はすごく感動しました。
というのはこの生徒さん、
これまでは遅刻の常習犯だったからです。
そればかりか、
「なんで遅れちゃいけないの?」などと、
時間を守ることを重視していなかったのです。
そんな生徒さんの口から、
上のような言葉が出てきたので、
とてもうれしかったです
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180529/12/freewill-total-education/bd/72/j/o0900120014200549148.jpg)
教室に来る生徒さんを迎えるときのいつもの風景です。
ここでいろいろな会話が生まれます!
時間を守ること、宿題を出すこと、
言われたとおりにきちっとやること、
計画性をもつこと・・・
これらは大人からみると、
「できて当たり前」なことです。
でも各々の生徒さんには、
これまで10年以上かけて根付いてきた習慣があり、
そこから抜け出すのは一苦労です。
頭の中ではやらなきゃと思っていても
身体が動かないのです。
そんな生徒さんに対して、
私たちがしてあげられることは何でしょうか。
色々あると思いますが
一つは、
相手へ関心・熱意を持ち、
そして言葉の一貫性を持ち、接し続ける
ことではないでしょうか。
おそらくこの生徒さんの場合も
最初は時間を守ることを
重視していなかったのです。
しかし、時間という約束を守る重要性を
しつこく私たちが言いつづけました。
それも、単に言い続けたのではなく、
それが本人のためになると本気で思い、
本人の人生に関心をもち、
熱意をもって言い続けたのです。
その結果、次第に頭の中にその言葉が蓄積していき、
たまたま先日、友達の家に寄ろうとしたときに、
その言葉が頭をよぎったのだと思います。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180529/12/freewill-total-education/70/51/j/o1200090014200550784.jpg)
ちなみに上の生徒さんは、その週は何日も自習に来て、
英単語を勉強していました!
ここまでくれば、
この生徒さんは徐々に習慣を変えていけます。
時間を守ったことをしっかりとこちらで承認し、
その行動がどのような未来につながるのかを説明し、
次の行動を待つ。そしてまた言葉をかけていく。
これの繰り返しです。
とても地道ですが、
10年かけて身に付けた習慣は
1日では変えられません。
徐々に、徐々に、変わっていくのです。
このような変化で新しく生まれた良い習慣は、
勉強に活かせるのはもちろんのこと、
勉強以外のことにも
良い効果を発揮すると思います。
上のような生徒さんの変化をみて、
とてもエネルギーをもらいました。
これからも関心・熱意と一貫性をもって、
生徒さんに接していき
一つでも多くの良い変化をみていきたいと思います
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投稿日時:2018-05-29 12:46:52