こんにちは
世田谷校の井口です
さて、今日は「時間を守ること」、
ひいては「悪しき習慣を正すこと」について
お話ししたいと思います
先日、教室の入り口近くの机で仕事をしていると、
一人の生徒さんが教室に入ってきました。
その生徒さんとこんな会話をしました。
井口「お、まだ授業の15分前だけど、
今日は来るの早いね。」
生徒「友達の家に届け物しようと思って早く出たんだけど、
途中で『友達のところ寄ったら塾遅れちゃうな』と思って、
道を変えて来たから早いんですよ」
こんな何気ない会話でした。
ですが、私はすごく感動しました。
というのはこの生徒さん、
これまでは遅刻の常習犯だったからです。
そればかりか、
「なんで遅れちゃいけないの?」などと、
時間を守ることを重視していなかったのです。
そんな生徒さんの口から、
上のような言葉が出てきたので、
とてもうれしかったです
教室に来る生徒さんを迎えるときのいつもの風景です。
ここでいろいろな会話が生まれます!
時間を守ること、宿題を出すこと、
言われたとおりにきちっとやること、
計画性をもつこと・・・
これらは大人からみると、
「できて当たり前」なことです。
でも各々の生徒さんには、
これまで10年以上かけて根付いてきた習慣があり、
そこから抜け出すのは一苦労です。
頭の中ではやらなきゃと思っていても
身体が動かないのです。
そんな生徒さんに対して、
私たちがしてあげられることは何でしょうか。
色々あると思いますが
一つは、
相手へ関心・熱意を持ち、
そして言葉の一貫性を持ち、接し続ける
ことではないでしょうか。
おそらくこの生徒さんの場合も
最初は時間を守ることを
重視していなかったのです。
しかし、時間という約束を守る重要性を
しつこく私たちが言いつづけました。
それも、単に言い続けたのではなく、
それが本人のためになると本気で思い、
本人の人生に関心をもち、
熱意をもって言い続けたのです。
その結果、次第に頭の中にその言葉が蓄積していき、
たまたま先日、友達の家に寄ろうとしたときに、
その言葉が頭をよぎったのだと思います。
ちなみに上の生徒さんは、その週は何日も自習に来て、
英単語を勉強していました!
ここまでくれば、
この生徒さんは徐々に習慣を変えていけます。
時間を守ったことをしっかりとこちらで承認し、
その行動がどのような未来につながるのかを説明し、
次の行動を待つ。そしてまた言葉をかけていく。
これの繰り返しです。
とても地道ですが、
10年かけて身に付けた習慣は
1日では変えられません。
徐々に、徐々に、変わっていくのです。
このような変化で新しく生まれた良い習慣は、
勉強に活かせるのはもちろんのこと、
勉強以外のことにも
良い効果を発揮すると思います。
上のような生徒さんの変化をみて、
とてもエネルギーをもらいました。
これからも関心・熱意と一貫性をもって、
生徒さんに接していき
一つでも多くの良い変化をみていきたいと思います
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投稿日時:2018-05-29 12:46:52