Freewillからのお知らせ

2018年6月1日

子ども達との関係がよりよくなるコミュニケーション ~ストロークの紹介編~

こんにちは!恵比寿校の小林です

二学期制の中学校では

定期試験が近づいてきており、

自習室で勉強する生徒さんも増えています

自主的に自習室を使う生徒さんを見ていると、

とても頼もしいなと感じます!

黙々と自分の課題に集中しています!!

 

さて、今回から何回かに分けて

今日から参考にできる!

子ども達との関係が

よりよくなるコミュニケーション

と題してお話ししたいと思います

 

ぜひお子様とよりよい関係を築くための参考に

してもらえたら嬉しいです

 

塾での保護者面談や定期的なお電話の際、

お子様の生活態度や学習態度に関するお悩みを

お伺いすることがよくあります。

 

そして、子ども達からもお家で保護者の方に

キツく言われてしまった、ケンカしてしまった

という話を聞くことがよくあります。

 

誰でも家族であるが故に

つい互いの口調がキツくなってしまったり、

他人であれば気にならないことが気になったりすることが

あるように思います。

 

みなさんはいかがですか

 

ただそれらのネガティブな感情ややりとりは

一歩間違えてしまうと

互いの関係に大きな亀裂をもたらすこと

もあります。

 

いい関係を築きながら

お子様の生活態度や勉強態度が

良い方向に向かってくれたら・・・

 

そんなときに考えたいのが

ストローク」という言葉です。

ストローク」とはアメリカの精神科医の

エリック・バーンという人が使ったもので、

コミュニケーションにおける

言葉や態度のことを表しています。

 

エリック・バーン。1957年に「交流分析」というものを提唱しました。

その言葉や態度によって、

相手の心を元気にしたり、

落ち込ませたりしてしまうものが、

ストロークです

 

このストロークの使い方によって、

相手に自信を持って前向きに進んでもらうことも、

悲観的で何もやりたくないと

思わせることもできてしまいます。

 

そして、ストロークと聞くと、

なんだか今まで出会ったことの

ないもののように思うかも

しれませんが、

実は普段の生活の中で誰もが使っているもの

なのですよ

 

「テストで100点取った〜!」

とお子様が学校から帰ってきたら

「頑張ったねー!すごいね!」と褒めますよね。

 

これは肯定的ストロークです。

 

反対に学校や塾の宿題など、

やるべきことを放っておいて

ゲームやテレビに夢中になっている

お子様を見たときには

「あなたはいつまでも遊んで・・・

早く宿題やりなさい!」

と注意しますね。

これは否定的ストロークです。

 

それでは子ども達は普段どちらのストロークを

より多く与えられていると思いますか

 

圧倒的に否定的ストローク

受けることが多いのです。

 

学校でも「静かにしなさい!」

「廊下は走らない!」など

注意をされることはあっても、

集団の中で褒められることは

日々なかなか少ないようです。

 

ご家庭でもできるだけ

注意したくないと思いながらも

本人のためを思って、

やるべきことはやってほしいという気持ち

から注意することが多いかもしれません。

また、勉強、宿題はやって当たり前と

やっていることに対して

褒めることは少ないかもしれません。

 

もちろん、子ども達にも非があることに対して

大人は声をかけているかとは思います。

しかし、否定的なストロークばかりを浴びる

子ども達の心はどうなっていくでしょうか。

 

心の栄養がどんどん少なくなっていき、

「何をやってもしかられる・・・」

「やっていることだってあるのに・・・」

「もう何もしたくないんだ。」

心の栄養不足

子ども達の自信やモチベーションを

削いでしまうことへと繋がっていくのです。

 

だからこそ、

まずは子ども達に心の栄養をあげましょう

日常の何てことないと思われるようなこと、

誰もができるだろうと思うことでも

人は褒められたり、

誰かから感謝されたら嬉しいものです。

その蓄積が

物事に取り組むときのパワーになります。

 

親「あれ?今日は靴そろえてくれたの?やるじゃん!」

子「そんなの当たり前じゃん、誰でもできるよ」

 

こんなやり取りでもいいのです。

与えられたプラスの感情は、

確実に心の栄養となります

 

ただ、何でもかんでも褒め続ける、

肯定的ストロークだけを

与え続けるということは難しいですし、

時にそれがやりすぎて

裏目にでることもあります。

 

時に否定的ストローク

必要になることもあります。

相手の成長につながるようなかけ方、

理由あってのかけ方が

できれば効果的なストロークとして

使うことができます。

ここで重要なのは、

どちらかに偏ることなく、

かつ肯定的ストロークの数が

常に否定的ストロークの数を

上回っていることです。

我々Freewill学習塾でも

常にこの状態で子ども達と

コミュニケーションを

とることを意識しています。

そうすることで、

子ども達の心の栄養は

満たされた状態となり、

自分はまだまだやれるんだ!

とモチベーションを保つことも

できますし、

不思議と彼らが何か非のあることをしたときに

「うるさいな〜」ではなく、

素直に受け止めてくれます。

今回は「ストローク」という言葉、

その2つの分類について

お話ししました。

大事なのは最後にお伝えした

肯定的ストロークの数が

常に否定的ストロークの数を上回っている

ということです。

今日から1つ注意したら2つ褒めよう、

自信をつける言葉がけをしよう!

をぜひこころがけてみてもらえたら嬉しいです。

次回以降で、より具体的な言葉がけや、

Freewillでの具体的な事例などをお伝えしたいと思います

 

 

 

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投稿日時:2018-06-01 12:13:38