こんにちは、世田谷校の遠藤です。
公立の定期試験の結果が出揃い始めました✍️
夏期講習の頑張りが反映された生徒さんがいる一方、
思うように伸びなかった生徒さんもいました。
当然、結果だけでは彼らの努力を測ることはできません。
試験分析をしたうえで、これまでの過程を振り返り、
できている側面に光を当てることも、私たち講師の役割です。
試験後の受験生に変化
今回は、結果が返ってきた中3受験生からの嬉しい相談に関してです。
中1の終わり頃に入ってきてくれたAちゃん。
とにかく本が大好きで、好奇心も旺盛。
将来は小説などを編集する仕事に就き、
まだ知られていない小説家の卵を世に送り出したいという、
素晴らしい夢を持った女の子です。
Aちゃんは、つい最近まで青山学院高等学校を第一志望に考えていました。
ですが、先週の試験が終わったあと、こんな相談を受けました。
Aちゃん「志望校でもう一つ気になる高校が出てきたんですが、試験日が青山学院とちょうど重なっています。どうしたらよいか相談させてください。」
彼女から出てきたのは、法政大学国際高等学校という高校でした。
彼女は入った当初から一貫して大学附属の高校を考えていました。
Aちゃん「附属の高校に入り、大学受験を気にせずに今自分がやりたいことに力を入れたい。」
との考えでした。
美術部や図書委員など、中学でも活発に活動するAちゃん。
高校では馬術部に入りたいと言っています。
私「Aはなぜこの高校がいいと思ったの?」
Aちゃん「授業内容が独特で、少人数制の授業ということもあり、私は好奇心が強いので、たくさん質問をして視野を広げられるかもしれないと感じたからです。また、法政大学では国際教養を学べる学部があり、英語を通して幅広い考えに触れてみたいと思いました。」
大学進学後の希望学部まで考えて検討していたことに感心しました😳❗️
青山学院大学と法政大学、それぞれの附属校を比較するためには、より詳しい情報が必要です。
私自身も改めて最新の情報を得てから話を進めようと思ったので、
私「次に来る時までに、大学受験専門の先生にも相談して、Aが納得して志望校を選択できる情報を揃えておくね!」
と伝えて、この日は話を終えました。
あくまで彼女が自分で選択できるサポートを
そして早速、情報収集を行い、次の授業日に彼女に伝えました。
私「まず、法政国際高校に関してだけど、法政大学のグローバル教養学部に行くことが目的の一つであれば、ここ3年間の内部進学の資料を確認すると、毎年1名前後しか行けてないんだ。」
Aちゃん「えっ。1人だけ…?💦」
私「一方で、もともと第一志望にしていた青山学院高等部からのAちゃんの希望学部への進学は、毎年10名前後。こちらも、簡単ではなさそうだけど、法政よりは多いね。」
私「ピンポイントの学部を目指して法政を選ぶのはリスクがあると思うよ。それに、高校へ入ってから、やりたいことが変わるかもしれない。」
Aちゃん「たしかに…。」
私「もし内部進学を強く希望するのであれば、行きたい大学・学部の情報をもっと集めて、今のうちに比較しておかないといけない。他大学への進学率も、見ておいたほうが良いね!」
このように伝えたうえで、進路選択はAちゃん自身に委ねました。
また、幸運なことに、社員の知り合いに法政大学のグローバル教養学部に在学中の学生がいました。
後日、Aちゃんが彼に話を聞く機会を設けることもできました✨
受験生の進路相談
講師として、生徒さんにはこうなってほしい、という想いをもって指導性のあるコミュニケーションを取りますが、最終的に進路を選択するのは彼女たちです。
今、与えられる情報を伝え、自分の視点も伝えつつ、その上で彼女自信が納得のいく選択をさせる。
100%思い描いた通りの人生になることはありません。
自分の軸を定め、今後の人生を自分で切り開いていく力を身につけることが大切だと考えています。
志望する大学の学生にインタビューができると聞いたAちゃんは、
とてもワクワクした顔を見せて帰って行きました。
これから、受験生は大きな選択をしなければいけない時期になります。
試験後に改めて進路についての生徒面談をしていきます。
彼らが大人になったときに、
「この高校受験は自分自身で選択し、後悔のないものだった」
と、自信を持って言えるように。
日々、真摯に指導をしていきたいと思います!
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