こんにちは、世田谷校の鈴木です。
毎日、寒い日が続いております☃️
先週あたりまで「大寒(だいかん)」と呼ばれる1年間で最も寒い時期でしたが、
私は平気でした。
コートを着ずに外を歩けるくらいに寒さには強いのです。
ちょっと不思議なくらいです。
さあ、寒さも熾烈を極める2月ですが、
受験に学年末試験と勝負の月となります。
体調にはくれぐれも気をつけて、
今月を乗り切りましょう!
メタ認知とは?
さて、突然ですが
「メタ認知」という言葉は知っていますか?
メタ認知とは
「認知していることを認知している」を指す言葉です。
いわば、もう一人の自分の視点で、自分のことを客観的にみているようなものですね。
メタ認知:もう一人の自分が、普段の自分を上から見下ろすようなもの
メタ認知能力が高い人は、自分を俯瞰して物事を考えることができます。
例えば、
「待ち合わせ時間になっても約束の人が来ない!イライラする!」
となることはありませんか?
そこで一度「なんで今、自分は怒っているんだろう?」と考え直す。
そして、
「約束のあと別の予定があるから、それに影響すると困ると思っているんだな」
と自分を客観的に分析する視点に立つのが、メタ認知です。
「いま自分はイライラしているんだ」と俯瞰して見ることで、
自然と怒りを沈められたりします。
無闇にイライラしなくなるなど、普段でも役に立つ力ですね✨
このメタ認知は、勉強する上でもすごく重要です。
今回は、メタ認知を意識して成績が上がったK君のエピソードを紹介します。
K君の場合
K君はいつもテスト前に、自習にきて勉強をしっかり頑張っていました。
でも、なかなか点数が伸びず・・・
「頑張っているのに、なんで点数が上がらないんだろう」と悩むK君。
そこで僕はK君に「メタ認知」の説明をして、現状を一緒に分析してみました。
鈴木「今の自分を客観的にみると、何が課題だと思う?」
K君「そうですね・・。テスト前は勉強頑張ろうと思って計画を立てるんですけど、
なかなか思うように勉強が進まないんです。」
鈴木「それはどうしてだろう?勉強が進まない日に、共通点はあるかな?」
K君「・・・そういえば、クラブチームの練習がある日は疲れていて、
勉強を始めるとウトウトしちゃう気がします。」
鈴木「なるほど。原因は疲れていることか。・・・朝は早く起きれるかな?眠いままやるより、朝方に切り替えたほうが良いかもね。」
K君「早起きは得意です!朝に勉強してみます!」
その後のKくんは、「僕は夜が苦手なタイプかもしれない。」と
自分をメタ視点で客観的に分析することで
K君のテスト勉強のリズムはすごく改善されました。
また、改善したのは生活リズムだけではありませんでした。
「次のテストの範囲、この分野はケアレスミスだけなので、
残りの勉強は苦手な分野を優先させようと思います。どうですか?」
と、自らの分析をもとに僕に相談をしてくれました。
K君が相談してくれたのは、9月の定期考査後。
そこから約2ヶ月、自分の勉強計画を練って期末試験に挑みましたが、
自分の弱点、やるべき点を客観的に分析し、
それを実行したことで、K君の点数は見事に上がりました。
その後も継続的に勉強を頑張っているK君。学年末試験に向けても、やる気十分です!
K君は自分で自分を冷静に分析し、課題を見つけて改善しました。
このように、客観的に自分の状況を考えて勉強ができると、必ず結果に現れます。
K君の今後も成績が楽しみです。
メタ認知する機会を!
今回はメタ認知についてお話ししました。
これは大人でも意識しないとなかなかできません。
まして、まだ中学生の子が自分から「メタ認知」を行うのは難しいです。
我々大人がいろんな話をして、
彼らが自分を客観化する機会をつくること
が何より大切だと思います。
僕自身、つねに意識して指導しているポイントです。
冒頭で、僕がなぜだか寒さに強いというお話をしました。
大学時代は北海道で暮らしていました。
北海道の冬はマイナス10℃での生活が当たり前で
その気候に慣れていたのかもしれません。
だから、寒さに強いのか!
またひとつ、自分を客観化できました。
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