こんにちは！
中目黒校の跡地です。
今回は先週発表されました、
「都立高校入試第一次応募倍率」
について話したいと思います。
まず大前提として知っておいてほしいことは、
第一次応募倍率というものは、
私立・都立ともこれまでの推移等考慮して予想として出している場合もあり、
実際の受験時よりも高めに出る傾向にあります。
もちろん学校によってはそこまで大きな変化の出ない学校もありますが、
あくまで第一次応募だということを念頭に見ていただければと思います。
さて、結論から言いますと、
2024年度の倍率も、大方予想通りです。
確かに少し高いなと思うところもありますが、
この倍率を想定して、
Freewill学習塾では８０パーセント合格ラインを設定し、
進路指導にあたってきました。
もしこれを見ている受験生の生徒さんがいたら、
安心してください。
今目の前の一問に集中して取り組みましょう。
それが合格への道になります✨
それでは、
前年度との比較を見ていきます。
注目点は今年度から男女合同選抜が実施される影響と、
私立高校無償化による影響があったのかどうかです。
前年度比
Freewill学習塾は、
渋谷区、目黒区、世田谷区に位置しているため、
旧第一学区、旧第二学区、旧第三学区、
の高校を志望する生徒さんが多いです。
今回は全ての学校ではなく、
Freewill学習塾でよく耳にする学校を一部抜粋して、
ご紹介させていただきます。
【旧第一学区】
日比谷高校
今年度第一次 1.84倍
昨年度第一次 男子2.59倍、女子2.03倍
昨年度受験時 男子1.72倍、女子1.75倍
小山台高校
今年度第一次 1.26倍
昨年度第一次 男子1.48倍、女子1.55倍
昨年度受験時 男子1.43倍、女子1.38倍
三田高校
今年度第一次 1.98倍
昨年度第一次 男子1.43倍、女子2.04倍
昨年度受験時 男子1.56倍、女子1.52倍
雪谷高校
今年度第一次 1.67倍
昨年度第一次 男子1.92倍、女子1.68倍
昨年度受験時 男子1.71倍、女子1.65倍
田園調布高校
今年度第一次 1.92倍
昨年度第一次 男子2.04倍、女子2.00倍
昨年度受験時 男子1.95倍、女子1.79倍
大崎高校
今年度第一次 1.54倍
昨年度第一次 男子1.70倍、女子1.28倍
昨年度受験時 男子1.33倍、女子1.42倍
八潮高校
今年度第一次 1.24倍
昨年度第一次 男子0.91倍、女子1.04倍
昨年度 男子1.00倍、女子1.00倍
「所感」
日比谷高校の倍率が昨年と比べて極端に低く、
ここに私立高校無償化の影響が現れたように思います。
小山台高校も昨年と比べると低めですが、
これは以下に記述する戸山高校,青山高校,新宿高校等の
高校に勝負をかける受験生が今年は多いからだと思います。
その他は概ね例年通りです。
【旧第二学区】
戸山高校
今年度第一次 1.99倍
昨年度第一次 男子2.02倍、女子1.88倍
昨年度受験時 男子1.54倍、女子1.70倍
青山高校
今年度第一次 2.11倍
昨年度第一次 男子1.94倍、女子2.08倍
昨年度受験時 男子1.73倍、女子1.77倍
駒場高校
今年度第一次 1.92倍
昨年度第一次 男子1.57倍、女子1.79倍
昨年度受験時 男子1.54倍、女子1.42倍
目黒高校
今年度第一次 1.98倍
昨年度第一次 男子2.44倍、女子2,02倍
昨年度受験時 男子2.05倍、女子1.57倍
広尾高校
今年度第一次 2.19倍
昨年度第一次 男子2.20倍、女子2.59倍
昨年度受験時 男子2.02倍、女子1.77倍
松原高校
今年度第一次 0.94倍
昨年度第一次 男子1.43、女子1.71倍
昨年度受験時 男子1.46倍、女子1.39倍
桜町高校
今年度第一次 1.06倍
昨年度第一次 男子1.08倍、女子1.40倍
昨年度受験時 男子1.12倍、女子1.14倍
千歳丘高校
今年度第一次 1.36倍
昨年度第一次 男子0.91倍、女子1.02倍
昨年度受験時 男子1.00倍、女子1.00倍
「所感」
ここも概ね例年通りです。
青山高校が２倍を超えました。
目黒高校が減った分、駒場高校を志望する受験生が増えたような印象です。
２倍近くの倍率になる学校は、
精神的に不安になるかと思います。
ただ、そこで出願の取り下げをすぐ考えるのではなく、
どんなことになっても後悔のない選択肢になっているか、
様々なパターンを想定して選択することが大切です。
【旧第三学区】
西高校
今年度第一次 1.71倍
昨年度第一次 男子1.78倍、女子1.98倍
昨年度受験時 男子1.46倍、女子1.65倍
豊多摩高校
今年度第一次 1.89倍
昨年度第一次 男子1.73倍、女子2.18倍
昨年度受験時 男子1.85、女子1.63倍
杉並高校
今年度第一次 1.67倍
昨年度第一次 男子1.62倍、女子1.30倍
昨年度受験時 男子1,41倍、女子1.28
鷺宮高校
今年度第一次 1.57倍
昨年度第一次 男子1.65倍、女子2.67倍
昨年度受験時 男子1.97、女子1.92
「所感」
概ね例年通りですが、
この学区は男女差で違いのある学校が目立ちました。
多くの学校で昨年の倍率と今年の倍率が逆転しています。
とはいえやることは変わらないので、
最後まで諦めず頑張りましょう！
【単位制高校】
新宿高校
今年度第一次 2.56倍
昨年度第一次 2.29倍
昨年度受験時 1.99倍
芦花高校
今年度第一次 2.12倍
昨年度第一次 1.98倍
昨年度受験時 1.84倍
「所感」
年々人気を増していると言ってもいい
「単位制普通科高校」です。
昨年度より前も男女合同で入試が行われていました。
いずれも２倍を超える倍率です。
おそらくこの後もそれほど下がることはないと予想されます。
問題を解く際は一問の扱いを重要視しましょう。
【その他】
第一商業高校
今年度第一次 0.87倍
昨年度第一次 1.12倍
昨年度受験時 1.00倍
園芸高校
（園芸）
今年度第一次 1.04倍
昨年度第一次 0.88倍
昨年度受験時 0.90倍
（食品）
今年度第一次 1.40倍
昨年度第一次 1.20倍
昨年度受験時 1.08倍
（動物）
今年度第一次 2.08倍
昨年度第一次 2.12倍
昨年度受験時 2.00倍
総合芸術高校
（音楽）
今年度第一次 1.71倍
昨年度第一次 1.11倍
昨年度受験時 1.00倍
（美術）
今年度第一次 2.21倍
昨年度第一次 2.14倍
昨年度受験時 1.97倍
（舞台表現）
今年度第一次 1.79倍
昨年度第一次 1.50倍
昨年度受験時 1.27倍
国際高校
今年度第一次 2.52倍
昨年度第一次 2.99倍
昨年度受験時 2.38倍
世田谷総合高校
今年度第一次 1.01倍
昨年度第一次 1.30倍
昨年度受験時 1.20倍
杉並総合高校
今年度第一次 1.76倍
昨年度第一次 1.22倍
昨年度受験時 1.09倍
「所感」
第一商業高校は１倍を切りましたが、
ここから１倍以上になる可能性もあるので安心はできません。
園芸高校は例年通りです。
園芸高校はそれぞれの科で分かれて受験をしますが、
第一希望が叶わなかった場合、点数によって他の科へ希望を出すことができます。
そういったこともあり、最大限の力を発揮したいところです。
総合芸術高校はこれまで音楽科が狙い目だったのですが、
今年は倍率が跳ね上がりました。
今後出願取り下げがあるのかどうかで、
来年度の動きが変わってくると思います。
なお、
各高校の出願状況は以下で発表されていますので、
上記にない高校をご覧になりたい方は以下よりご覧ください。
令和6年度東京都立高等学校入学者選抜応募状況（学力検査入学願書受付）
総括
さて、上記一部抜粋ではありますが、
今年度の第一次応募倍率を見てきました。
最後に、
全体での倍率の推移を見ていこうと思います。
今年度 全日制応募倍率1.38倍
昨年度 全日制応募倍率1.37倍
（ ）内が昨年度
男女合同募集普通科1.47倍（男女別普通科男子1.46倍，男女別普通科女子1.46倍）
コース制1.64倍（1.43倍）
単位制普通科1.45倍（1.41倍）
商業科0.98倍（0.93倍）
工業科（単位制以外）0.77倍（0.73倍）
農業科1.15倍（1.18倍）
家庭科（単位制以外）0.96倍（1.04倍）
理数科2.44倍（3.63倍）
総合学科1.32倍（1.30倍）
全体の傾向としては大きく変わらないことがわかります。
各高校によってところどころ、
私立高校の無償化、
男女合同入試の実施、
の影響が少し見られるといったところでしょうか💡
ただし、
Freewill学習塾では、
前述したようにこの状態を想定して受験指導を行なっています。
この倍率を見て、
恐る必要はありません！
今までの努力が実を結ぶ最高のイメージをして
臨むことが何より大切です。
本番まで残り１週間、
最後まで一緒に頑張りましょう！
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