こんにちは、世田谷校の遠藤です。

 

１０月３１日はハロウィンでしたね。

当日は日曜日なので校舎で楽しむことができませんでしたが、

年に一度の貴重なイベント。

 

世田谷校では、教室を装飾し、

講師、生徒共に仮装をして、

一足先にハロウィン気分を味わっていました。

 

生徒も講師も仮装するのが毎年、Freewillの文化になっています。

 

 

 

早くもテスト対策期間に突入

さて、そんな明るい雰囲気とは裏腹に、

授業中はそれぞれの生徒さんが、

それぞれの課題に真剣に取り組んでいます。

９月に行われた試験では、

英語の試験問題が予想以上に難しくなってきていることが、

世田谷校に通う生徒さんの試験結果からわかりました。

その原因は、今年度よりスタートした中学校の学習指導要領の変更です。

すでに小学校で英語を学習している前提で中学校の授業が進むことになり

中学英語のレベルが格段にあがってしまったのです。

今回は学習指導要領変更の影響を受け、

学校の授業についていけなくなり始めている中学１年生に関するお話です。

もともと英語の単語を覚えることが大の苦手であったSくん。

授業では他の生徒さんと同様に、学校の先取りを中心に試験対策を行なっていましたが

苦手な英語にもかかわらず、あまりの学習量の多さに、消化不良気味となっていました。

試験振り返りから気づいた大切なこと

９月半ばの定期試験。

Sくんは、思うように点数が伸びませんでした。

さらにSくんの他にも苦戦を強いられた子たちが何人かいました。

いったい、何が原因なのだろうか？

試験を分析してみると、例年に比べて、記号問題の代わりに、

記述で答えさせる問題が増えていることに気がつきました。

そして、もう一つの原因は、

学校で課されている「問題集」や「プリント類」から

そのまま出されている問題は、ほとんどなかったということです。

プリントの内容を理解したうえで、それを応用しないといけない問題が増えていました。

平均点もそれが直接的に影響し、５２点というかなり低いものでした。

（定期テストは、平均点が６０点になるように作られるのが基本です。）

次の試験に向けた授業の進め方

英語が苦手なSくんには、どんな対策をしてあげることがベストなのだろうか？

考えた結果、学校の教科書本体とプリントを塾でも扱うという授業スタイルに辿り着きました。

Sくんの場合、学校の授業内容はわからない単語だらけでついていけない状態が続いていました。

小学校から中学校へ上がった際、英語の授業レベルが急に上がってしまい、

学校の問題集や課題プリントを自力で解けない子が出てきています。

私は、Sくんの学校プリントの理解度がとても低かったことに気づきました。

教科書の内容や学校課題をしっかりとフォローし、

学校の授業をしっかり理解できる状態を作ることが最優先だと考えました。

試験分析とその方針を保護者様にも伝えたうえで、

早速、教科書の本文解説と学校課題のサポートを授業で扱うことにしました。

学校の授業がわかる！！

その後のSくん。

教科書の内容を一緒に確認した後に、

学校の課題を解いていくというスタイルをとったところ、

今までの彼からは出てこなかった言葉が出てきました。

Sくん「先生！これ、このまえ塾でやった内容だ！めっちゃわかるよ！」

苦手だった英語にも、少しずつ自信がつく兆しが見え始めています😄

Freewill学習塾では、主に学校の授業がわかるように、

単元の先取りを行っています。

先取りをしておくことで、学校の授業にも真面目に取り組み、

定着度も高まるというのが理由でした。

ですが、英語の指導カリキュラムが大幅に変更されたことで、

これまでとは違い、先取りをしても学校の授業が理解できない生徒さんが

増えてきているように思います。

英語に苦手意識のない生徒さんにおいては、これまで同様、

「先取りをして学校の授業がわかる」という流れが理想です。

しかし、先取り一辺倒の授業だと「できる子はさらにできるようになり、

できない子はどんどんついていけなくなる」という状況になります。

生徒の習熟度に合わせた授業をするために

毎回の試験結果を分析し、柔軟に対応をしていかないといけません。

前回よりもできるようになったと自信をもって言える生徒さんを一人でも多く出せるよう、

引き続き全力でサポートしていきたいと思います！

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