みなさんこんにちは！恵比寿校の福田です。
暦の上では大寒と、一年のなかで最も寒い季節ですね。
教室にいても寒いと感じるときでも、小学生は「暑い！」と
元気いっぱいの様子。
「半袖になりたい」と聞いたときには信じられませんでした。
まだまだ、寒い日が続きそうですので、体調管理にはお気を付けください。
恵比寿校では、今週から2月の学年末試験に向けて
テスト対策が始まりました。
今回はテストに向けてスタートを切った中学２年生のお話です。
良いスタートは切れたけど…
A君は、中学１年生の頃は、試験で高得点を取っていました。
しかし、続けて良い点数を取って安心したこと、
徐々に内容が難しくなっていったことで、
勉強へのモチベーションが上がらず、段々と点数が下がっていきました。
中学２年生の最初のテストでは、学校の先生が変わり、
難易度が上がったことも影響して、今までで一番低い点数に…。
次のテストでは、危機感からこれまでよりも勉強時間を伸ばし、
何とか平均点を超えることができましたが、
A君が期待していたような点数ではなく、モヤモヤとした気持ちに。
冬期講習も次のテストへ向けがんばろうとしていましたが、
中ごろになると「疲れた」「ほぼ毎日（塾）なので休みが欲しい」
と、徐々にやる気が下がってきました。
小さな刺激を数多く
このままでは、また思うような成績が残せない。
私は、A君のやる気を引き出すために
いろいろな話をしたり、聞き出すようにしました。
家庭でのこと、部活のことなど
まずは勉強以外の話題から始まり、少しずつ勉強の話をしていきました。
福田「最近は読書してるの？前はミステリー読んでると言ってたよね」
A君「今は漫画が多いですね」
福田「そうなんだね！」
私は、教室にいる受験生を見ながら、
福田「本を読んでいれば、自然と漢字の力がついてくるよ。
漢字の読み書きに苦労している受験生もいるから
読書を楽しんでいるだけで受験の苦労が1つ減るかもね。」
A君「へえ、ほんとですか」
教室では受験生が過去問を解き、解説を聞いているので
その様子を見ては、A君に志望校を聞いてみたりもしました。
また、毎回の授業の初めには、学年末試験の目標点を確認しました。
前回の11月の試験後に、振り返りと同時に
一緒に決めていた学年末試験の目標点を意識させるためです。
さらに、「目標達成ノート」を使い、授業のごとの目標を決めて、
授業の終わりには、今日できたことと、これからの課題を認識させていきました。
「自分の課題を自ら見つける。できたところを認めて、自信がつきます」
冬期講習の後半をこのように過ごしていき
学校が再開したあとの授業では
塾で受講している科目以外の話もしていきました。
少しずつ変わる意識
するとある日、A君がこんな悩みを言ってきました。
A君「学校の理科の先生がね、説明の途中で話がそれるんだ。今は『電流』がよく分からない…」
福田「それは困ったね。今度、わからなかったところを持っておいで。」
また、先日は
A君「先生！学校行事があるので、今度の塾の授業遅れるかもしれないです」
と、自分から相談してきました。
ここ最近のやり取りを通して、
『塾の授業の重要度』がA君のなかで高まってきたことを感じます。
以前よりも勉強へのモチベーションも上がってきた様子です。
「授業の様子。この日から試験対策をスタートしました！」
これから、学年末試験が近づいてきます。
更にやる気が出てくる彼の姿が楽しみです。
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