こんにちは、世田谷校の遠藤です。
高校入試がようやく一区切りつきましたね。
今年も1年間を振り返ってみると、
感動的な変化がたくさん見られました。
受験という貴重な経験の中で大切なことは、
知識を身に付けることや目標を達成すること以上に、
自分の限界に向き合い心を動かすことだと思います。
改めて彼らには受験を振り返ってもらい、
この経験をもとに高校生活の準備をしてもらいたいと思います。
中1の変化
今回は、受験生と同じように、
1年間を通して前向きに成長してくれた中学1年生のSくんについてお話しします。
中学入学当初は勉強が大嫌いで、宿題もろくにやってこなかったSくん。
その一方で、絵のセンスがずば抜けていました。
この一年でますます磨きがかかりました。
そんなポテンシャルを秘めているSくんですが、
定期テストではなかなか思うように伸びませんでした。
保護者面談にて
そんなSくんの学習状況をお母さまはどう感じられているのか?
保護者面談でお家での様子を聞いてみました。
Sくんのお母様
「彼にすぐに高い点数をとってほしいわけではないんですよ。
本人にはいろいろな勉強方法を試してもらって、
自分がこれだっていうやり方を見つけていければ、
今の状態も良くなっていくと思うんですよね。」
私もその考え方を尊重し、彼にとって納得のいく勉強法を探していくことにしました。
彼がストレスなく学習ができるように、
小テストの勉強の仕方などにも工夫を加えていきました。
毎回の定期テストで試行錯誤しながら勉強方法を提案していった結果、
ついに今回の学年末において、期待以上に学習に取り組んでいく姿を見せてくれました。
些細な変化
これまでも定期テスト期間中は自習に来ていましたが、
集中力がなかなか続かず、気づくと外に遊びにいってしまうこともありました。
しかし、この1年間を通して驚くほど勉強に取り組む姿勢が変わってきたのです。
「先生、ここの問題わかんないから教えてください。」
「ここって何て読むんですか?」
塾ではよくある質問ですが、Sくんからこのような言葉が出てくるのは初めてでした。
「ここの問題どうやって解いたの!?すごいね!教えてよ。」
友達にわからない問題を質問する姿もこれまでは見られませんでした。
自習中に教室を抜け出して遊びに行ってしまうことも多々あったSくんが
集中して学習に取り組めるようになりました。
押してダメなら一歩引いて見守ってみる
本来であれば、目の前の行動に対し変化が見られるように、
生徒さんには働きかけをしていくようにしています。
しかし、彼のように勉強が苦手で嫌いな生徒さんの場合、
時として、その場で無理に変化を強制しないほうが、
結果的にいい方向に進むこともあります。
Sくんの場合、学校の授業が徐々にわかるようになったことで、
前向きに勉強に取り組みたいと思える心の余裕が生まれました。
私たち大人は、どうしても子供の成長の指標としてテストの点数を気にしてしまいます。
しかし、テストの結果だけでは見えない彼らの変化はたくさんあります。
私たち講師は、日々の指導による変化に注目すると同時に、
彼らの長期的な変化に気づくことができる存在でもあります。
今後も随時お伝えしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします✨
<Freewill学習塾 公式LINE@>
ブログの更新情報や無料イベント情報をLINEで通知します!
みなさん、ぜひ「友だち追加」してください✨