みなさん、こんにちは。
世田谷校の鈴木です。
ゴールデンウィークも終わり、いよいよ最初の定期試験が近づいてきました。
新学期が始まって1ヶ月以上経ち、新しい環境にも徐々に慣れ始めたところでのテスト。
「学校や部活に馴染むのに精一杯で全然勉強できません!」
「初めての定期試験、よくわからないし、緊張する…」
「いつも最初はやる気あるけど、うまくいかなくなるんですよね」
など不安な声をよく聞きます。
もちろんテストに対して不安に思うのは当然です。
どれだけ勉強していても不安が解消されないこともあると思います。
では、その不安とどう向き合っていけばいいのか?
今回はひとつの方法として、自習室の活用についてお話ししたいと思います。
自習の脳科学的意味とは?
みなさんは自習室で勉強をするというのはどういうイメージを持ちますか?
たくさんのイメージがあると思いますが、
今回は少し脳科学的に分析してみたいと思います。
脳科学的に、自習室で勉強する大きな利点は2点あります。
1つ目は「作業興奮」と言われる状態に入りやすいこと。
作業興奮とは、ドイツの精神科医エミール・クレペリンによって提唱された概念です。
クレペリンという名前に聞き覚えのある人はいるのではないでしょうか。
性格検査・職業適性検査で有名なクレペリン先生です。
作業興奮とは、作業開始”後”に集中力が増していくことを指します。
嫌々ながらもとりあえず手を動かしていくうちにドーパミンと呼ばれる興奮物質が分泌され、
自然と集中力が高まってくる状態になるのです。
生徒さんも家ではたくさんの誘惑があります。
おやつ、テレビ、スマホ、そして勉強しなくても誰にも文句を言われない自分の部屋…
誘惑の多い環境で自分を律して勉強を始めるのは簡単なことではありません。
どのくらい勉強するかはさておき、とりあえず自習室に来てみる。
気持ちが向かなくても、とりあえず問題集やノートを開いてみる。
そうすることで作業興奮が刺激され、知らぬ間に勉強モードになっていく。
これが1つ目の利点、作業興奮です。
ほとんど毎日自習を頑張っているI君!
気が乗らない日も『とりあえず来る』が習慣になっています。
2つ目は「ミラーニューロン」と呼ばれる脳細胞が活性化されるということ。
ミラーニューロンとは、簡単に言えば「見たものを真似をする」という脳細胞です。
通称、「脳の鏡」です。
人が新しいことを身につけようとする時、人の動きをミラーニューロンが感じ取り、
あたかも自分が経験してるかのように体験をすると言われています。
自習室はこの「脳の鏡」を刺激する上でも大変有効です。
誰もいない自分の部屋では、「真似」をする対象がいませんが、
自習室では周りに黙々と勉強を頑張る生徒さんがいます。
もちろん、友達同士誘い合ってきてくれる生徒さんもいますが、
1人で来ても周りには刺激を与えてくれる生徒さんの姿があります。
「あ、勉強しなきゃ」と脳内のミラーニューロンを刺激できる環境なのです!
「家だと勉強できない」というYちゃん。
自習室に来ることでメリハリのある学習ができています!
ぜひ自習室を!
今回、自習室で勉強をすることを脳科学の観点から紹介しました。
いかがだったでしょうか?
定期試験まで1ヶ月を切っている学校がほとんどです。
新しい環境にも慣れ、まだエンジンがかかっていない生徒さんもいると思います。
そういうときこそ、脳の仕組みを上手く利用してみましょう!
ぜひ自習室を活用してみてください!お待ちしております!
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