こんにちは、世田谷校の遠藤です。
久しぶりに読書欲に駆られ、夏休みは夏期講習の合間にたくさん本を読もうと思っています。
それというのも、
最近、生徒さんとの会話の中でミステリー小説を読んでいる子が多く、
自分自身、あまり通って来なかったジャンルでもあったため、
幅をもっと広げなければ!と思ったのがきっかけでした。
形から入る性格の私は、
まず本屋へ足を運び、良さそうな案内書を見つけました。
早川書房編集部による『海外ミステリ・ハンドブック』という本です。
ミステリーで抑えておくべき古典作品とその概要が書かれているもので、
代表的な作家や作品がどのような文脈で位置付けられているのかがまとめられています。
ミステリー作品全体を俯瞰できる『地図』のような本を手に入れたことで、
読書欲が一層増したので、今年の夏も有意義な時間が過ごせそうです。
ガイダンス直後から入った受験スイッチ
さて、高校入試の世界にも、志望校までの行き先を示す『地図』が必要です。
6月の後半に実施した受験ガイダンスでは、
残り約半年間のガイドラインを示しました。
その際、受験教材と一緒に配ったのが、高校入試の『地図』となる
『入試までの道 スタンダード』です。
配布した受験教材を毎日どのくらいのペースで進めるべきか、
いつまでに終わらせておくべきかなどの指針を明記したFreewillオリジナルの進捗管理表です。
今回は、この『地図』を手にしたIくんの変化を簡単にお伝えしたいと思います。
これまでのIくんの様子
中学2年生まで常に安定した成績を維持してきたIくん。
いろんなことに興味を持ちながらも、
特にこれがしたい、といった夢はないような生徒さんでした。
勉強をがりがりやるタイプではありませんでしたが、
容量はいい方で、試験期間になれば「この教科・この分野がまずい!」
と自分の課題を明確化して取り組んでいました。
そんなIくんは、定期試験に対して特に心配なところはありません。
その一方で、受験生になりやることがドバッとのしかかった時に、
やる気を維持できるのか心配でした。
自分から自習室へ
そんな彼でしたが、なんと、受験ガイダンスを終えた翌日、
誰に言われるわけでもなく自分から自習室へやってきたのです!
これまで塾で自習する姿を見ることがなかったので、
私は思わず声をかけてしまいました。
私「こんな早くにどうした!?授業もないのに。」
Iくん「これから水曜は自習しに来ることにした。スタンダードを進められるだけ進めておこうと思って。」
私「そうか。昨日のガイダンスをきちんと聞いてくれたんだね。」
Iくん「最初見たとき『うわっ』てなったけど、早めに進めちゃえばその後、楽だなと思って。毎日コツコツやるのは、正直いまはまだ自信がなくて。」
Iくんらしい答えが返ってきました。
初日から4時間ぶっ続けで集中していました。
スタンダードはその名の通り、あくまで「進度の目安」であり、
進め方は人それぞれ。
Iくんのように集中的に進めて溜め込まないようにする子もいれば、
実際にやってみてかなり時間が掛かってしまい、
一緒にやるところを限定し直して進めていく子もいます。
I くんは既に予定よりも早く進めています。
ただ共通して言えるのは、次に何をしたらよいか迷ったときに、
スタンダードは何をすべきかをしっかりと示してくれるということ。
Iくんも半年間これをこなせばいいんだと理解したからこそ、
積極的に取り組む姿勢を見せてくれました。
Iくん「今日、誕生日なのに自習来ちゃったよ😂」
そんなユーモアも出しながら自習に来るIくんが頼もしいです。
”針路(コンパス)”指導
こうして『志望校合格への地図』を手渡された生徒たちは、
それぞれがなすべきことを目の前に掲げ、入試までの航海を始めました。
しかし、いくら地図を手にしたからといって、
目的地に向かうまでは常に不安が付き纏います。
「模試の判定が悪かった・・・。」
「今の成績で第一志望にいけるのかな・・・。」
その中で、上記のような不安がひとりでに膨らんで爆発しないように、
進捗の確認に加え、彼らが今、地図の上でどの辺りにいるのかをちゃんとわからせてあげることが、
講師としての私たちの最大の勤めではないかと考えています。
そして、大きな目標である志望校への「進路」だけでなく、
目の前で今やるべきことは何かという「針路」も
一緒に指導していくのがFreewill学習塾の高校受験指導です。
次回は夏休み明けに、
夏期講習の彼らの頑張りをしっかりとお伝えできればと思います。
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