Freewillからのお知らせ 恵比寿校 世田谷校 Freewillブログ 中目黒校

2020年5月29日

小学生対象【第1回読書感想文】のご案内

こんにちは、世田谷校の遠藤です。

 

オンライン授業を約2ヶ月続けてきて、

日々私が興味をもって観察しているものがあります。

それは、生徒さんの後ろに映る背景です。

 

通常の対面授業とは違い、

映像に映る生徒さんの部屋の様子からは、

その生徒さんが気づいてほしい変化が、

意図的に映っていたりします。

 

先日もある生徒さんの背景の壁に

以前は掛かっていなかった切り絵があるのに気付きました。

そのことを指摘すると、とてもうれしそうに

「最近趣味でやり始めたんです!」

と話してくれました。

 

早くても完成まで二日間はかかるそうです。

 

生徒さんたちの日々のちょっとした変化を、

オンライン授業の中でもっと発見していきたいと思います。

 

読書感想文の目的

さて今回は、毎年恒例の小学生対象読書感想文のご案内です。

 

Freewill学習塾では、将来、社会へ出た時に求められる

「読み解く力」「書く力」「伝える力」の3つを養い、

自分の意見を持った人間を育てたいという思いから、

読書感想文のイベントを行っています。

 

Freewill学習塾の読書感想文は、作文だけでなく、

他の生徒さんの前で自分を表現するための発表会の場も設け、

プレゼンテーション能力の向上も意図して実施しています。

 

昨年度もたくさんの生徒さんが、

本を読むことを通して他者の考えに触れ、

発表会では人前で堂々と自分の考えを伝えることができていました。

 

昨年度の発表会の様子です。

 

そして今年度は、このイベントの最も要となる部分、

『本を読むことの楽しさ』をより多くの生徒さんに知ってもらうために、

選書数を増やすことにしました。

 

『3・4年生向け』『5・6年生向け』

それぞれなんと6冊ずつから選ぶことができます✨

 

内容に定評のある話を厳選しました。

 

どうしたら読書が楽しく感じるか?

 

昨年1年間で私が課題だと感じていたのは、

生徒さんよって本を読むモチベーションに大きな差があることでした。

 

昨年のある生徒さんは、海外の古典児童文学を読み進めていましたが、

「途中から登場人物が多くなって、誰がだれなのかわからなくなっちゃった…」

とあきらめのような言葉を発していました。

 

「せっかく途中まで読んでいたのに、

モチベーションが下がってしまったらもったいないなあ」

と当時の私は思っていました。

 

もともと読書が好きな生徒さんであったり、

課題図書に自分の興味・関心のある内容が含まれていた場合には、

周りが放っておいても自分から読み進められるでしょう。

 

しかし、普段あまり本を読まない生徒さんにとっては、

さらに課題図書に興味がわかないとなると、

本人にとっても「読書感想文=辛いもの」になってしまいます。

読書に対する敷居が高くなってしまっている状態です。

 

 

それでは、多くの生徒さんが自分で主体的に選び、

最後まで興味をなくさずに読み進めるためにはどうすればよいか?

読書への敷居をどう下げてあげるのか?

 

そう考えた結果が、「選定者・選書数を増やす」という決定でした。

毎回テーマはありますが、そのテーマについて様々なジャンルから、

自分の興味関心に沿った本を選べるようになりました。

 

 

物語をイメージできるかどうか

 

こうした選書形式の下、

第1回の読書感想文は、まず本に親しみやすさを持ってもらおうと考え、

【映画、アニメで有名な物語】というテーマを掲げました。

 

 

「面白そうな本を選んでみたものの、途中で読む気をなくしてしまった…」

そんな経験は大人にでもあると思います。

 

その一つの理由として、

「知らない言葉が出てきてイメージが沸かない」

といったものがあります。

 

人生経験の少ない子どもたちは、当然ですが知らない言葉がたくさんあります。

 

「知らない言葉はすべて辞書で調べなさい!」は理想です。

わからない単語が出るたびに義務的に辞書を繰っていては、

読み進めるテンポも悪くなり、楽しさもなくなってしまい……

それこそ読書が苦痛になってしまいますよね。

 

読書が楽しいと感じる状態を作ることができて初めて、

能動的に「この単語はどういう意味だろう?調べてみよう」という気持ちになれるものです。

そうして語彙が増えていきます。

 

 

そこで今回は、すでに映画やアニメでイメージ化されている物語を選びました。

 

知っている物語・好きな物語であれば、たとえ知らない言葉が出てきたとしても、

すでに頭の中に入っているイメージが、本を読み進める支えになってくれます。

 

本に親しみのない子には、本の世界を知ってもらうきっかけとして。

 

普段本に親しんでいる読書好きにとっては、

映像と活字の違い、物語の描かれ方の変化を楽しむきっかけとして。

 

第1回目は、そんな読書期間にしたいと考えました。

 

 

 

ぜひご参加ください!

繰り返しになりますが、Freewill学習塾の読書感想文では、

「読み解く力」「書く力」「伝える力」の3つを養います。

 

そのために読書感想文を書いてもらい発表資料を作り発表会も行いますが、

小学生の生徒さんが1人でその進捗を管理して取り組むのは大変です。

 

そこで例年同様、進捗状況は塾で細かく管理・確認しますのでご安心ください。

「読書日記」や、作文に書く内容を整理するための「完成シート」というワークシートを通して、

段階的に自分の考えをまとめていけるようなサポートが充実しております。

発表資料(今回は模造紙ではなく、A4用紙でプレゼン形式で発表します)の作り方もアドバイスしています。

もし、ご家庭で取り組む中で難しそうな部分があれば、遠慮なく各教室までご相談ください。

 

 

 

最後に、これまでのオンライン授業を通して子供たちの様子をみている中で、

読書や絵画を趣味としている生徒さんが、休校期間中にゆっくり趣味に取り組めて、

一際目立って生き生きとしているのが印象的でした。

 

前回も内向的な側面を大切にしてほしいと話しましたが、

これから通常の生活に戻っていく中でも、

本の世界が少しでも子供たち心の栄養素になれば、と考えています。

 

 


 

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