恵比寿校 世田谷校 Freewillブログ 中目黒校 大学受験個別指導部

学習以外の宿題も大切にしています

こんにちは、世田谷校の遠藤です。

 

2年前、ある生徒さんに薦められて

『かがみの孤城』というファンタジー小説を読みました。

 

訳あって不登校になってしまった中学生の女の子が、

鏡の向こう側へと導かれ、同じく学校へ行っていない子供たちとともに、

一つだけ願いを叶えてくれるという〈願いの鍵〉を探すため、

お城の中で一年間を共に過ごしていく、というお話です。

 

中学生にぜひ読んでほしい一作

 

2018年の本屋さん大賞を受賞し話題となりました。

 

 

外出自粛を今も強いられている子どもたちを見ていて、

ふとこの本が頭に浮かびました。

 

そして、普段以上に行き場を制限されている彼らが

夢中になれるものを見つけられるようになってほしい

と思っております。

 

 

そこで、学習の宿題以外の課題を生徒さんに出しています。

 

学習の機会を与えることはもちろんですが、

主体的に行動できるようなきっかけを与えたいと考え、

勉強の宿題とは別に様々な約束をしているのです。

 

すると早速、いくつかの嬉しいアクションが生徒さんの中に見られました

今日はその紹介をしたいと思います。

 

 

 

〈J君の場合〉本を読んでくる課題

 

中学生になったばかりの J君との授業では、

彼にある本を読んでほしいと思っていました。

 

それは、他の授業でも何人かの生徒が読んでいたエッセイ

『僕はイエローでホワイトで、ちょっとブルー』という本です。

 

イギリスに住む中1になるハーフの男の子が、

周りとの関わりを通して自分のアイデンティティを考えていくという内容です。

 

物分かりのいい彼にもっと思慮深くなってほしいと思い、

オンライン授業の終わりにその話をしてみました。

 

すると彼が、「その本、おれ持ってる!」と現物を持って来て見せてくれました。

どうやら、お母さんが買ってくれていたようです。

まさに私と同様に、お母さんも「読んで欲しい」という想いだったのですね。

 

こちらも必見です。

 

 

 

ただ、これまでのコミュニケーションから彼の性格をよく考えてみると、

 

「自分ひとりだと、なかなか面倒くさがって読まないだろうな…」

 

と思った私は、彼にこう提案してみました。

 

 

「今週の土日に、僕もその本を読もうと思っているんだ。

 だから来週の授業までにお互い読んできて感想を言い合おう。」

 

 

以前、読書感想文の課題図書の時も後ろ向きだった彼。

一緒に読もうか、と提案をしたとき、純粋に賛同してくれたのを思い出したのです。

 

そして、翌週の授業の際。

 

「先生! まだ途中までだけど、読んだよ!」

 

と自ら報告してくれました。

 

普段は読書にあまり積極的でない彼ですが、

約束通りに取り組んでくれ、しっかり報告もしてくれました。

少しずつですが、着実に成長してくれていると感じます。

 

彼とは引き続き本を読み進める約束をしています。

読み終わったあとの感想を言い合うのが楽しみです。

 

 

 

〈N君の場合〉絵を描いてくる課題

 

次は、小学生です。

授業自体は真面目に取り組んでくれているN君。

 

小学生には絵を描いてくる約束をしようと思っていました。

絵を描くという行為は細かい部分を観察したり、

個性が表れその人のことを深く知ることができるものです。

 

感情豊かなN君ならどんな絵を書いてきてくれるかなと思いながら、

こう提案しました。

 

「次の授業までに龍を書いてきてもらいたい。

どんな龍でもいいからインターネットで探して

好きな龍を来週までに描いてきてね!」

 

龍を選んだ理由は空想の動物で、

人によってイメージするものの幅が広くなると考えました。

 

課題を伝えると、M君は楽しそうにその提案に乗ってくれました。

 

 

1週間後、どんな絵を描いてきたのか楽しみに尋ねてみると、

こうして絵を見せてくれました!

 

楽しく書いてきてくれました!

 

 

マスコットにしたいくらいとっても可愛い龍を描いてくれました!

 

僕自身は、龍というものをもっと厳ついものだと想像していましたが、

彼の描く絵には優しさが滲み出ていました。

 

彼の世界観の中では、龍も平和に暮らしているようです。

そこからは私は、N君自身の純粋で優しい性格を感じることができました

 

 

〈T君の場合〉自分で宣言したことを実行する課題

 

最後は、新高校1年生。

クールで口数が少なく、勉強も真面目に進めてくれる男の子です。

 

つい最近まで中学生だった彼には、

高校という自由が少し広がる場において、

自分から課題を設定し実行することができるんだ!

ということを実感してもらいたいと考えました。

 

 

小学生や中学生とは違いこちら側からは何も指定せず、

 

「来週までに何か一つ行動を決めて、

それを実行した証拠を見せてくれるかな?」

 

と少し無茶振りをしてみました。

 

すると、

 

「じゃあ、何か料理を作ってみます。」

 

と口にします。

 

「料理か! T君に、どんなものを作って欲しい?」

 

と、一緒に授業を受けている生徒に尋ねてみると、

 

「ケーキはどうかな?」

 

というやりとりが。

 

 

 

その1週間後、彼が授業のはじめに見せてくれました!

 

とても美味しそうです!

 

 

なんとチョコレートのデコレーションケーキを作ってくれたのです!

 

「授業のあとに、家族と食べます。」

 

と、口調は最後までクールだった彼。

 

ケーキというアイディアは隣の子が出したものですが、

その要望を受け入れ、作ったものは家族と一緒に食べる。

 

誰かのために行動でき、

中途半端で終わらせずしっかりとやり抜く姿から、

自分にストイックで、人の期待を超える結果を出す!

素敵な将来が垣間見えました👔

 

 

 

内に秘められたパワー

 

オンライン授業では、家での様子を意識して尋ねるようにしています。

自ら楽しみを見つけ、有意義な時間を過ごしている生徒さんたちは、

私が想像している以上にたくさんいました。

 

 

内向的

 

という言葉は、普段はネガティブに捉えられがちな言葉です。

しかし、外との繋がりが難しいこういう状況においては、

内に楽しみを見つける性質は、とても大切なのではないでしょうか。

 

 

今、限られた空間のなかで、自分は何ができるのか?

 

そうした内向的な側面を子供達に養ってもらいたいと思っています。

 

内側にある光を照らし、今月も積極的に学習に取り組んでもらえるよう、

しっかりと働きかけをしていきたいと思います!

 

 


 

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