恵比寿校 Freewillブログ

2020年8月21日

夏期講習の授業だからこそ学べること

こんにちは!恵比寿校の大田です。

 

7月のスッキリしない空模様が一変し、8月は夏らしい太陽が顔をのぞかせていますね🌞

 

セミの声が聞こえる中、Freewill学習塾では夏期講習が始まっています!!

今回は恵比寿校の夏期講習の様子をお伝えいたします。

 

 

例年とは異なる夏期講習

 

新型コロナウイルスの影響により、夏休みの時期が例年とは大きく異なる

異例の夏休みですが、塾には相変わらず元気に生徒さんが通ってくれています💪

 

感染症防止対策を徹底し、始まった今年の夏期講習ですが、

講師の解説の声や、生徒が演習に励むペンの音が教室全体に響いています。

 

日々、検温を徹底しています。

 

 

 

サーキュレーターで換気を行います。

 

 

生徒も講師もマスクを着用しながら夏を過ごしています。

 

 

新型コロナウイルスの影響で学校が休校になった3ヶ月分を取り戻すべく、

真剣な眼差しで問題に向き合う生徒さんの姿は頼もしいものです。

 

 

普段の授業より長い夏期講習で身につけて欲しいもの

 

さて、夏期講習をはじめ、講習授業は75分間で行われます。

 

普段の授業が50分授業なので、授業時間は1.5倍になります。

 

このいつもより長い講習授業で、中高生は勉強体力を身につけていきます。

特に受験生は、丸1日テストを受けることになる入試に備えて、長時間にわたって

集中を切らさないようこの夏を通してトレーニングしていきます。

 

 

この75分授業は小学生も例外ではありません。

 

講習期間が始まると、授業前の時間帯に

先生、75分も集中できないよ

授業時間長すぎじゃない…?

などと、不安の声が小学生から上がります。

 

しかし、実際に75分の授業を終えると

あれ?先生、75分授業ってあっという間だったよ

気付いたら終わってた!

といった声に変わります。

 

 

この反応の変化の理由は、

小学生の夏期講習は既習事項の復習だけではなく

学ぶ楽しさを感じてもらうこと

も大切にしているからです!

 

復習を進める授業の合間に、パズルやクイズなどを盛り込み、

飽きずに学び続けられるようにしています!

 

パズルやクイズを授業に折り込み、楽しく学んでいます!

 

 

 

普段より長い授業時間だからこそ、より知的好奇心が刺激される

 

さらには、75分という普段よりも長い授業時間を活かして、

より一層深く学ぶこともできます

 

 

恵比寿校に通う小学6年生の女の子Yちゃんも、その講習ならではの深い学びを経験した1人です

 

 

彼女と国語の授業をしている時のことでした。

 

私「どう?文章読み終わった?」

 

Yちゃん「…うん。

 

その日の国語の授業で扱った文章は、「生物はいかにして生き残っていくか」という主旨のものでした。

普段は文章を読み終わると、「読めたよ!」と明るい表情になるYちゃんでしたが、

この日は文章を読み終わったYは、何かを考え込んでいるような表情でした。

 

気になった私が声をかけようとしたちょうどその時、Yちゃんが口を開きました。

 

Yちゃん「…ねぇ、先生、どうして人間はこれまで生き残ってきたの?

 

突然の疑問に私は驚きました。

 

私「どうして、今、そんなことを思いついたの?」

 

Yちゃん「だってさ、人間って他の動物より弱いでしょ?

 それなのに、どうしてここまで生き残ってきたのかなって、この文章読んで思った。

 

私「なるほどね!良い視点だね!ちなみにYちゃんが言う『弱い』ってどういう意味だろう?」

 

Yちゃん「例えばさ、カバみたいにパワーがあるわけじゃないし、

 チーターみたいに速く走れるわけじゃないし、

 ワニみたいに鋭い牙と強いあごは持っていないし…。

 人間って野生で生きてたら、すぐ他の動物に負けちゃいそうじゃない?

 

私「確かにね。でも、ここまで人間が生き残ってきたからには、

何か人間だけの強みがあったんだろうね。なんだと思う?」

 

 

ここから、Yちゃんの知的好奇心がより揺さぶられます。

 

 

Yちゃん「うーん、手が使えるとか?

 

私「お、良いね!でも、手が使えるのは猿もだよ?」

 

Yちゃん「そっか。じゃあ、手を使って道具が使えることが人間の強み…かな?

 

私「なるほど!!道具が使えるのは人間の特徴だね。

だけど、例えばラッコは石を使って貝を割るらしいよ。

道具が使えるのは人間だけじゃなさそうだね。」

 

Yちゃん「あ、そのラッコの話、聞いたことある!じゃあ、なんだろう…人間の強み…

 

Yちゃんは自らの知的好奇心に突き動かされ、深い学びへと思考を巡らせているようでした。

しばらく悩んだYは、ハッと顔を上げました。

 

Yちゃん「先生、わかった!!人間の強み!!

 

私「お、何だろう?!教えてくれる?」

 

Yちゃん「自分が使いやすいように、手で道具を作ってきたことが、人間ならではの強みなんじゃない?

 

私「お〜〜!面白い良い考えだね!確かにラッコは石は使うけど、

その石を貝が割れやすいように加工したりはしないね!」

 

Yちゃん「うんうん!他の動物は環境に合ったものが生き残ってきただろうけど、人間は違う気がする!

 

私「道具を使いやすいように作れるということは、

人間は自分たちの生活しやすいように環境を変えることができるということだね。

だからこそYちゃんの言う『弱い人間』も生き残ることができたのかもね。」

 

 

自らの好奇心に突き動かされて考え抜いた結果、新たな知識へとたどり着いたYちゃんは、

心地よい疲労感と高揚感を感じている輝いた表情をしていました。

 

 

 

このように講習期間中は、

普段より長い時間を使って学ぶからこそ、

学ぶ楽しさに気づく機会が普段よりも多くあります。

 

 

まだまだ続く夏期講習の日々の中で、学ぶことの楽しさ・面白さを

感じられる場面が少しでも多く作れるよう講師一同サポートしていきます!

 

 


 

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