恵比寿校 Freewillブログ

2020年11月12日

本物の「自学自習」とは何か?

こんにちは❗恵比寿校の福田です。

 

突然ですが、みなさんにクイズです。

このクイズは、約3700年前シュメール人が考えた

世界最古のクイズと言われています。

 

 

問題

それは建物です。

そこに入るとき、人は目を閉じていて、

そこから出るとき、人は目を開けています。

この建物は何でしょう?

 

 

いかがでしょうか?

では、答え合わせです。

 

 

答え 学校

 

 

 

「え?どういうこと・・・?🤔」と思った方が大半かと思います。

私も初めは理解ができませんでした😅

 

では、

目を閉じている=見えない、分からない

目を開けている=見える、分かる

と考えるとどうでしょうか。

 

学校へ行く前は「見えなかった、分からなかった」ことが、

学校から帰る時には「見える、分かる」ようになった、

と解釈できます。

 

シュメール人は、

学校は「学習」するところで、

「学習」とは「分からない」を「分かる」ようにすることだ

と考えていたのでしょう。

 

今回のお話は

「分からない」を「分かる」に変えて、

見えていなかった疑問を発見、解決する

そんな「学習」をした中学1年生についてです。

 

 

簡単すぎてつまらない

中学生最初のテストで、5教科すべて80点以上をとったA君。

彼の悩みは、学校の授業が簡単すぎてつまらないことです。

 

一見すると、

大したことのない、ぜいたくな悩み

と思うかもしれません。

しかし、彼の将来のことを考えると、いくつか問題があります。

 

1つは、中学1年生は基礎固めの時期です。

基礎をおろそかにすると将来どこかのタイミングでつまずくことになります

 

もう一つは、授業態度の問題です。

つまらないからといって居眠りをしたり、授業中におしゃべりをしていれば、

いくらテストで高得点でも、通知表の評価(内申点)は低くなってしまいます。

 

 

そこで、私はA君の宿題にはあえて難しい問題を出して

じっくり考えさせるようにしています。

「難しい応用問題を解くためには基礎が大事である」とわかってほしいからです。

 

 

ふとした疑問を大切に

ある日、A君がこんな質問をしました。

 

A君「先生、ミカンの房にある白いスジは維管束ですか?

ミカンのヘタは維管束と教わったんですけど、スジも?

維管束って枝分かれしてるんですか?」

 

学校の理科で花のつくりを教わったA君は

①水分が流れる道管②養分が流れる師管、

この2つの束である維管束について興味が湧いたようでした。

 

この質問をされた私は、A君が

いろいろなことに興味を持ち、疑問があれば自主的に学ぶことができるような生徒

になってほしいな、と思い、次のように話をしました。

 

福田「なるほど❗️難しい質問だね。そして、とても面白い着眼点だ。

A君。この疑問を自分で調べてみて、先生に教えてくれないかな?

 

するとA君は「分かりました!」と即答し、意気揚々と帰宅しました。

 

 

 

そして翌週。

A君は予想以上の結果をもってきてくれました。

 

 

なんと、ただ調べるだけでなくレポートにまとめてきてくれたのです❗️

 

 

こちらが実際のレポート。図も書いてわかりやすく読める工夫がされています。

 

 

福田「A君❗️このレポート、とても良く書けているね。調べてみてどうだった?」

 

A君「基本的なことは学校で習ったことと同じだけど、

そこから発展する内容だったので、新しい発見がおもしろかったです💡」

 

福田「それはよかった。学校の授業をしっかり聴いていると、自ずと疑問が出てくるよ。

その疑問を大切にすれば、たくさんのことを調べるきっかけになる。

これからも学校の授業をしっかり聞いて、授業以上の知識を一緒に吸収しよう❗️」

 

 

 

今回A君は、学校の授業を受けることで知識を付け、

新しい知識、視点から身近なものに疑問を持ちました。

そして、疑問を自分で調べて解決するという、

本質的な意味での自学自習」をすることができました。

今後の学校の授業も、以前よりは積極的な気持ちで受けてくれるはずです。

 

 

Freewill学習塾ではこのように、生徒さん一人ひとりの個性にあった指導をしています。

学習に関するお悩みがあれば、お気軽にご相談ください✨

 

 


 

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