こんにちは
世田谷校の井口です。
11月も下旬に入り、どの学校も定期試験が終わりました。
中学3年生は最終内申に向けた最後の試験が終わったことになります。
ここで出た最終内申に従って単願推薦や併願推薦の志望校、
都立高校一般入試の内申点が決定されます。
特に単願推薦では内申基準が決定的に重要な項目となり、
来春の進学先への道が見えてくる時期となりますね。
世田谷校でもカウントダウンしています!
単願推薦で進学先が決まるということは、
自分が決めた志望校に達するだけの
内申が取れたということを意味します。
つまり、照準を合わせた努力をしっかりできたということです。
そのため、単願推薦が決まると
「おめでとう!」
「内申をとるための努力を怠らなかったね!」
という気持ちになります🎉
しかし一方で、
「この子の今後の勉強は大丈夫かな・・」
と心配にもなります。
というのも、単願推薦で高校が決まると
「よかった!勉強から解放される!」と思い、
勉強から離れてしまうことが多いからです。
単にその生徒さんの勉強量が減るというだけではなく、
周りの受験生たちが一番伸びる時期に勉強量が減る
ということが怖いのです。
周りの受験生はこの時期、インプットした知識を
「過去問演習」などのアウトプットによって体系化・集約していき、
自分で知識を使いこなせるようになっていきます。
つまり、その時期に勉強量が落ちると、
一般受験で入学する生徒たちとの差が広がってしまうのです。
この時期が、保護者会でもお話ししました
「ティッピングポイント」=成長時期なのです!
このような心配を毎年抱いているのですが、
今年も単願基準に達する生徒さんが出てくる中、
「今年は心配しなくてもいいかもしれない」
と思わせてくれる出来事がありました。
ある日、そのような生徒さんのうちの一人と面談した時の話です。
「もし単願推薦がほぼ決まったら、どうする?」と
おそるおそる聞いてみたところ
「高校で困らないように、苦手な単元をしっかり復習しておきたい」
と言ってくれたのです。
こう言ってくれた生徒さんに対して
「これまでの自分の努力を無駄にせず、先を自ら見据えられているなぁ・・・」
と関心し、心配がなくなりました🍀
しかしそれだけではなく、
この生徒さんについては、それ以上のことを思いました。
というのは、この生徒さんは中学2年生の時は
塾の宿題が少し多いとそれに対して「減らして!」と懇願してきたり、
遅刻をしたりと、学習姿勢に心配があったからです。
このような去年までの学習姿勢に比べ、
一年を経た今、
大幅に勉強に対して前向きになっているということに
さらに感動しました✨
私は、もちろん合格は第一に考えますが、
そのうえで、受験という経験を経て、
自分を見つめなおし、自分の限界がまだまだ先にあるということを認識し、
成長できるということが、とても重要だと考えています。
単願推薦・併願推薦・一般入試・・・
どの形で受験するにせよ、自分と向き合い、成長できる大事なチャンスです。
そんな数か月にするために、私たちも全力でサポートします!💪
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