世田谷校 Freewillブログ

2022年10月11日

「模擬試験」で弱点や課題を把握しよう

こんにちは、世田谷校の遠藤です。

 

休日によく行くカフェがあります。

下北沢にあるfuzukueというお店なのですが、

本をじっくりと読みたい人や集中して何かに取り組みたい人のためにと、

室内は私語厳禁なんです!

 

フヅクエ下北沢 | 本の読める店 fuzkue

こじんまりとした作りになっています。

 

中学受験期、土日には必ず図書館の自習室に通うようにしていた私にとって、

こうした静かに過ごせる空間は、とても役立つ場所だと感じます。

 

集中できる環境が特に大事な受験生にも、

ぜひ自分のベストが出せる場所を見つけてほしいものです。

 

 

模試の点数を気にし始める時期

 

Freewill学習塾で東京都内の高校を受験する生徒さんは毎年、

客観的な学力指標として進学研究会のVもぎという模試を7月以降に受験してもらいます。

 

当たり前かもしれませんが、

模試を受け始めた最初の頃は、どの生徒さんもほとんどが芳しくない成績です。

 

英語や国語は初見の長文読解と作文があり、

数学はさまざまな単元をバランスよく問われます。

理社は1、2年の知識がごっそり抜けている状態からのスタートとなります。

 

試験形式にも慣れていない状態なので、

生徒さんにも、最初の結果はあまり気にしないでいいと伝えています。

 

しかし、10月を越えると少し意味合いが変わってきます。

それは、これまでの推移が見え始め、弱点課題が明確になるからです。

(そして、定期試験の結果が出てより現実的になってきます。)

 

過去と比較して僅かでも伸びが確認できる子は問題ないのですが、

特定の科目で不安定さが目立つ子や、極端に伸びない科目がある子は、

学習の効果が数値として出ていない子は根本的な見直しが必要です

 

結果は必ずフィードバックを入れて返しています。

 

 

理社で伸び悩んでいる子の原因

 

7月から復習をし始めた理科と社会で点数が伸び悩む生徒には、

共通する原因があると考えられます。

 

それは「根拠を伴わない理解」をしてしまっていることです。

 

土日に実施している入試特訓では、

自習学習で取り組んでもらっているテキストの中からピックアップした内容を扱っているため、

普段どのように学習を進めているのかを確認することができます。

 

入試特訓では本番に特化した集中演習で応用力をつけています。

 

 

伸び悩む生徒に共通する特徴は、「選択問題」への取り組み方でわかります。

その特徴とは、

4つある選択肢のうち、正しい答え1つだけを丸覚えしてして、

誤った選択肢のどこが間違いなのか理解しないままにしていることです。

 

都立入試の理社は、ピンポイントで問題を答えることは少なく、

いくつかの根拠をもとに選択肢を絞っていく力が求められます。

言い換えれば、ピンポイントでその知識を知らなかったとしても、

消去法を使って正解を導くことができるのです。

 

極端に言ってしまえば、

1つの正解の根拠を確認するだけの場合より、

他の3つの選択肢の間違いの根拠を確認した方が、

その単元の理解度が4倍に跳ね上がるのです!

 

 

「正解してる問題までいちいち確認している時間なんてないよ・・・」

そんな声が聞こえてきそうですが、

点数が伸びてない人こそ、それをやるべきです。

 

正直、短期間で点数が上がる西洋医学の特効薬みたいなものは勉強には存在しません。

むしろ、長期的に状態を改善していく漢方薬のような勉強法が結果的に効果を発揮します。

 

急がば回れ、とはまだ目的地まで距離がある時に使う言葉です。

2月の試験までにはまだ4ヶ月あります。

模試の結果を見て課題を発見したら、

まずは根本的に勉強法を改善していくことが先決です。

 

 

今月の指標

 

話をまとめると、今の時点で理社に伸び悩みを感じている生徒さんは、

演習量を増やすこと以上に、理解度を高めることを優先しましょう。

 

10月の模試が返ってきてきましたが、

理社以外の課題にもしっかりと対策を考えていきます。

 

今月は勉強法の見直しを意識していきましょう。

 


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