Freewillブログ 大学受験専門個別指導

2022年10月31日

総合型選抜(旧AO入試)をきっかけに目標が明確に

こんにちは!

高校部の信重です。

 

秋も深まり、もう気づけば今年も残すところ2ヶ月ほどとなりました。

そして、Freewillはハロウィン週間でした🎃👻

 

ハロウィンの飾り付けをしています🎃

仮装しながら一生懸命勉強しています^ ^

 

急な気温の変化もあり、体調を崩してしまう人が多いので

体調管理に気をつけて2022年の残りの時間を有意義に過ごしていきましょう💪

 

さて、今回は総合型選抜の準備を通しての生徒さんの成長についてブログを書きます。

 

総合型選抜を通しての成長

今回は美術が大好きな生徒さん(Aさん)の

総合型選抜に向けての準備について取り上げます。

 

Aさんは「芸術鑑賞が好きなので、大学では美術史を学びたい」という理由で

とある大学の総合型選抜を受験することにしました。

 

総合型選抜では面接が行われることがほとんどです。

Aさんの志望校でも面接が行われるため

面接練習を数回行いました。

 

1回目の面接練習では、以下のようなことを話していました。

 

「中学生の時に美術館に行った際に感銘を受けた作品があり、それ以降美術に関わることを学びたいと思うようになりました。
そのため、貴学で美術に関する知識を深めたいと思います。」

 

自分がやりたいことやそのきっかけを話せているのですが

その志望理由には肝心なことが欠けていました。

 

「その大学が学生に求めていることは何か?」といったことです。

 

総合型選抜は一言で言うと

「大学側が求めている学生像に対して自分をアピールする場」

と言えます。

 

このことを踏まえた上で、私からAさんに

 

私「この大学の特色やどんな人に入学してもらいたいかといったことは何か知ってるかな?」

 

といった質問をしたところ答えに詰まってしまいました。

 

私「じゃあ、次の面接練習までに今言ったことをしっかりと調べて

その上で自分の好きなこと・やりたいことと、調べた内容をつなげて話ができるように準備してきてね」

 

と伝え、その日の面接練習を終えました。

 

そして、何度か面接練習を行い最終的には、

「貴学には幅広い知見を持った学生を育てたいという想いがあるため、一年時で様々な分野の芸術について学ぶ機会があり、その点に惹かれました。

様々な知見を広げた上で専攻を決めることにより、自身の興味があることに対して他分野と比較しながら学ぶことができるため、学びが深くなると感じました。

そして、視野を広げることができたなら、中学生の時に私が見た作品を改めて見てみたいです。そして一つの作品に対して違う感じ方をして見たいとも思います。」

 

といったことが言えるようになりました。

 

相手側が求めていることに対して

しっかりと自分の想いを伝えられるようになっていました。

そして、このことを意識することによって

自分が大学で学びたいことが具体的でワクワクするものになっていました。

 

 

私「しっかりと話せるようになったね!」

 

Aさん「いやー本当に苦労しました。でも相手が求めていることを意識して話すことの大切さを知りました

 

私「それはいいことだね。でも、それがしっかりとできたのは、自分に好きなことがあってそれを相手に伝えたいという気持ちがまずあったからだよ。あとは、その気持ちや伝えたいことを相手の立場になって考えて話せばいいんだよ。そうすると、話している相手、つまり社会と自分のやりたいことが繋がってこうしたいということが具体的に見えてくるよ」

 

といったやり取りをして、無事面接に向けての準備を終えることができました。

 

 

 

他の世界でも同じようなことが言える

そして、このような話をした後にこんなことがありました。

私は将棋が好きなのですが、そのことを知っている生徒さんから先日、

「羽生善治さん・佐藤康光さん・森内俊之さんの対談の動画見たことがありますか?」

と聞かれました。

(将棋が好きな方しかわからないかもしれませんが、三人とも第一線で活躍されている方です)

この時に初めて動画の存在を知り、帰り道に動画を見てみたのですが非常に面白かったです。

 

特に「なぜ奨励会(※)に入ってプロを目指そうと思ったのですか?」

という質問に対して、3人とも同じような答えを返していたことに驚きました。

※将棋のプロ養成機関。大抵のプロ棋士志望の人は小学校高学年でここに入会します。

 

最初は将棋が楽しいから遊びに行くような感覚で奨励会に通っていたけど、

先輩方が張り詰めた空気感の中で将棋を指している姿を見たり、

先輩たちの話を聞くことによってプロ棋士の社会的な存在意義を知っていきました。

そして、気がついたら自分の目標が明確になっていました。」

 

といったことをおっしゃっていました。

 

自分がこうしたい→相手(社会)が求めているものを知る→目標がより具体的になる

 

上記のような過程を踏んで自分の目標が明確になるという流れは、

今回の志望校選びにもプロ棋士の動画の話でも、

ジャンルを問わずに通じることだと感じました。

 

 

最後に・・・

目標を決めることはとても大切です。

ただ、まずは自分が心から楽しみたいと思うことに取り組んでみることから

目標が自ずと見えてくることも多いです。

 

目標を決めることは強制されることではなく、

楽しむことだと思ってくれると嬉しいなと思い

今回のブログを書かせていただきました。

 

今回は以上になります。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 


 

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