こんにちは、世田谷校の遠藤です。
ハロウィンが終わり、11月は季節のイベントがなく、心なしか淋しい季節です。
(とはいえ、教室での仕事自体は、試験対策が佳境で大忙しではあります😅)
来月12月は、クリスマスや年末年始に向けて、忙しい印象を受ける月ですよね。
だからこそ、11月は今年やり残したことに取り組み直すチャンス月かもしれません。
壁に向かいながらの勉強
最近、教室で新しい試みをしてみました。
「席の配置換え」です。
コロナ禍をきっかけに感染予防対策の一環として、
世田谷校では座席をできるだけ壁に向けて授業を行なってきました。
その座席配置になって3年目。
私の中でちょっとした違和感が出てきました。
「最近、同じ空間にいるのに、周りとの繋がりが薄い気がする。」
コロナ禍以前から、恵比寿校や中目黒校でも教えていた私は、
各校舎で、学校や学年の違う生徒同士が仲良くなったり
講師同士が生徒のことで話したりする姿をたくさんみてきました。
もちろん世田谷校でもそのような光景を見ることはありますすが、
これまでより、どことなくマンネリ化してきたような空気を感じました。
そう考えて行き着いた先が席の配置換えでした。
昔は世田谷校でも他の教室と同様に、
向かい合わせで授業をしていたことを思い出したのです。
もちろん、壁に向かった授業には、感染予防以外にも利点があります。
周りの視線が気にならないから集中できるという子もいます。
でも、せっかく同じ空間にいろんな人が集まっているのに、
関わりが少なくなってしまうのはもったいないな、と感じていました。
そこで教室長と話し合いひとまず席を移動させることにしてみたのです。
意外と配置を考えるのが大変でした。
向かい合わせの配置にはしますが、感染予防対策には保健所等の指導する基準を遵守し、引き続き取り組んでいます❗️
それがちょうど3週間前の出来事。
生徒や講師の反応を見てみると、
最初は変化に動揺する人もいましたが、
意外にも好意的な感想を聞くことができました。
生徒「なんか教室が広くなった感じがする!」
講師「他の講師の雰囲気もみれていいですね✨」
ちょっとした変化
そして、つい最近とても嬉しい光景を見ることができました。
普段、授業前に早めに来て準備をしてくれている講師たち。
いつもは各自が黙々とファイル棚からカルテを取り出して、
質問があれば聞きに来てくれるのですが、
その日は何やら教室で講師たちの笑い声が聞こえてきたのです。
なんだろう?と教室に入っていくと、
3名の講師たちが机を取り囲み、小学生向けの国語のテキストを開いていました。
講師K「最近、生徒に教えている時にこんな漢字を書かせる問題が出てきたんですよ!これ難しいですよね!?」
講師S「こんな難しい問題も、小学生テキストに載ってるんですね!」
講師C「遠藤先生はどう思いますか?小学生にどう教えていますか?」
など、普段は話さなかった講師同士が、塾の指導内容について語り合い、
切磋琢磨する様子を見ることができました。
他にもこんなことがありました。
講師S「聞いてください!今日、こんなことがあったんです。」
と話を聞いていくと、ある生徒間の話でした。
英単語が苦手な生徒に対し「1DAYチャレンジ」と称したノート1ページにひたすら単語を書いていく、というルーティンを課したS先生。
隣り合った座席で、それを横目に見ていたAくん。
次の授業が同じS先生だったこともあり、Aくんは
「先生がさっき宿題にしていたやつ、ぼくもやってみたい!」
と自主的に話してくれたそうです。
そして次の授業の時にちゃんとやったものを持ってきてくれたというのです。
講師S「友だちに対して負けたくない思いが、Aくんをやる気にさせたんですかね?」
周りに刺激されながらも目の前の勉強に向き合えている様子です。
周りの刺激が良い効果をもたらす
以上のように席の配置を替えたことで、
一人ひとりの関心が、これまでよりも外側に向いたように感じます。
生徒さんにとっては、
別の学年や他の学校の子を意識することで姿勢や態度が変わったり、
別の生徒さんに向けた話を自分事のように聞いてくれたりするようになります。
講師においても、
普段教えていない生徒さんとのコミュニケーションが生まれたり、
講師間で指導の質を高め合ったりするきっかけにもなります。
今後も、つねに教室内の雰囲気に気を配り、
お互いが刺激し合える環境を整える工夫をし続けたいと思います✨
<Freewill学習塾 公式LINE@>
ブログの更新情報や無料イベント情報をLINEで通知します!
みなさん、ぜひ「友だち追加」してください✨