こんにちは☀️
高校部の信重です!
いよいよ6月も終わりに差しかかり、7月に入りますね🍀
疲れやすく体調を崩しやすい時期ですが、クーラーのつけすぎなどに注意して
体調管理をばっちりにして乗り切っていきましょう👍
さて、今回は数学の授業をした際にふと思ったことがあったので、
そのことについて書いていきます。
数学のことがからんで、少しマニアックな内容かもしれませんが、
なるべく分かりやすいように書きましたので、是非とも読んでみて下さい😊
とある日に生徒との授業の際に
「今日はだ円について話をするけど、その前に、円の定義ってなんだっけ??」
と質問をしました。
ちなみに定義というのは「ある概念をはっきりと述べたもの」という意味です。
要は人によって誤解が生じる答えは不正解となります。
(不正解となるのは、下の生徒さんのような例です。
ちなみに、円の定義は「1点からの距離が等しい点の集まり」です)
生徒「えっ、丸のことですよね??かどが無いとかですかね・・・」
私「じゃあ、今日やるだ円もかどがないし、テストの答案にある丸も円になってしまうよね。
これらと円とはどう違うんだろう?」
生徒「う~ん、それはちょっと・・・」
だ円は数学Ⅲの範囲で、理系の受験生しか大学受験に利用しないのですが、
高校数学でしっかりとついていくことができた生徒さんでも
このやり取りのように答えられなかったりします。
円という、数学の勉強ではよく出てくるものに対して、
「はて?円とはなんだっけ??」というような疑問を持つことができていなかったから、
正確に答えることができなかったんだと感じました。
実は、円の定義は小学校の算数の授業でも扱われています。
ただ、定義という難しい言葉は小学生には使わずに、「円とはどういうものだろう?」
といったようなタイトルにして、円の定義について述べています💡
他にも、円に近いですが、円周率の定義は知っていますか??
そう、「円の直径に対する円周の比、つまり円周÷直径のこと」です
このことも小学校の算数でもふれられています。
そんな、小学生の教科書にあることを
しっかりと理解できているかどうかがとても大切なのです。
それを感じた私自身のエピソードとして、
私が受験生だった時に、いきなり学校の先生から授業中に
「君たちはこの問題解けるかい?」
と言われたことが挙げられます。
その問題とは、
「円周率が3.05より大きいことを証明せよ」
という問題でした。これは2003年の東大の入試問題で今でも非常に有名な問題です。
わたしは2004年の受験だったので、この問題はとてつもなく話題になりました。
実はこの問題、方針が立った人と、立たなかった人がいます。
一言で言うと、
「円周率ってそもそもなんだっけ?」
といったことを普段から考えられているような人が答えられていました👏
この問題は円周率の定義がわかり、円周率をどうやって求めているのかが
理解できていれば答えられます。
(解答・解説はネットにゴロゴロ転がっているのでここでは書きません)
この問題から、
「普段、当たり前にあるものに対して疑問を持とう」
という東大からのメッセージを感じました。
また、論理的に物事を考えるにはこの姿勢が非常に大切ですし、
数学が得意な人はこういった考え方を持っている人が多いです。
少し長くなってしまいましたが、要は
「今学んでいる単元のそもそもの意味ってなんだろう?」
ということを普段の勉強でも意識することが大切だということです。
これは別に数学に限らず他の科目でももちろん言えます。
そして、それを理解して勉強すると勉強することが楽しくなります✨
こういったことを先程の生徒さんに話してみたところ、
とてもそれが印象に残ったようで、色々なことに疑問を投げかけてくれるようになりました🌟
例えば、「なぜ原子が組み合わさって分子になったりするんですか?
例えば、二酸化炭素は炭素が1つ、酸素が2つ引っ付いて二酸化炭素分子になっていますが、
二酸化炭素原子というものがあってもいいんじゃないですか??」という
疑問を投げかけてくれた時は嬉しくて、いろいろと話をしてしまいました😁
やはり目の前にいる生徒さんには勉強をやるからには
勉強そのものを楽しんでもらいたいと思っています。
そのために、こういったことを生徒の皆さんが意識できるように
これからも接していきますので、よろしくお願いします!

先日の教室の様子です!
学校の試験も近づいてきており、
自習室にいる時間もみんな日に日に増えているように思います☆
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