世田谷校

2019年1月28日

「勉強しててえらいわね!」は禁句・・?

こんにちは✨

世田谷校の井口です。

 

中学3年生は私立の推薦入試があらかた終わり、

次々と合格発表の声を聞くことができ、うれしい毎日です😆

 

 

ただ、この時期になると中1・中2の保護者様の中には、

1年、2年後には受験が迫り、不安で仕方がない

と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

特に、中1・中2の時期は

受験に向けて勉強してほしい時期である一方、

同時に親子関係がうまくいかなるなる時期(思春期)でもあります。

多くの保護者様とお話をしていても

やはり思春期における勉強に関するお悩みを聞くことが多いです。

 

そのような際には、

私の指導経験や、子育て・発育・発達心理などの書籍

の中から、役に立つ情報をお伝えしていますが、

ここでも思春期の子供との接し方についてのアイデア

を1つお伝えしたいと思います。

 

 

 

子育て関係で最もおすすめの本は

『親業』(トーマス・ゴードン)です!

 

 

 

最近読んだ本で一つ興味深かったのが

 

「思春期の子供には、勉強していることをほめるのはあまりよくない」

 

ということでした。

 

やや逆説的ですが、どういうことでしょうか。

 

例えばお子様のお部屋を覗いた時に

勉強をしていたとします。

それが普段見ることのできない姿だったとすると

 

「あら!勉強してるじゃない!えらいわね」

 

と言いたくなるかもしれません。

 

 

 

ただ、思春期の子供は

親の価値観を否定したいものです。

親に評価されて生きていくことから脱したいのです。

 

そのため「親がいいと思うこと」

をやろうとはあまり思いません。

そのため「えらいじゃない!」といわれると

「うるさいな!ほっといてくれ!」

と思ってしまうことが多々あります。

 

 

とはいっても、

普段は「勉強しろ」と言われているにも関わらず

今日は勉強しているんだぞと思っている中で

親に無視をされたのでは子供もがっかりすることでしょう。。

(このあたりの両義的な気持ちが思春期ならではですね・・・)

 

 

では、親はどうすればよいのか。

答えは意外に単純で、

 

「行動の事実を述べる」

 

だけでOKだというのです。

 

つまり

 

「あら、勉強してるのね。」

 

と言ったり

 

勉強が終わった後に

 

「さっき熱心に勉強してたから遠慮したんだけど、〇〇しておいてくれる?」

 

と伝えたりするということです。

 

 

こうすることで、

・親から評価されていると子供が感じなくて済む

・その一方で、親からしっかり見てもらっていると感じる

という、2つの心理的な効果が得られます。

 

「すごい!」「えらい!」「ちょっとここはこうして方がいい」

などと評価したくなってしまうのですが、

そこをぐっとこらえて、事実だけ述べる。

なかなか難しそうですが、試してみてはいかがでしょうか。

 

いつもと違うお子様の反応を見ることができるかもしれません😊

 

さて、思春期の子供たちは感情の起伏が激しく

大人からするととても扱いにくいかもしれません。

また、お仕事で疲れて帰ってきたりすると

そんな思春期のお子様と関わることに

少しつらいなと思ってしまうこともあるかもしれません。

 

実際に我々もそのようなお悩みは

数多くの保護者様から聞いています。

 

そのようなご負担を少しでも軽減するため、

指導経験や専門的知見から、なるべく多くの情報を

発信していければと考えています。

 

もし、何かお悩みのことがございましたら

お気軽にご連絡ください!

 

 

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