こんにちは、世田谷校の遠藤です。
前回は私立中学生の定期試験についてお話いたしました。
今回は公立中学校を卒業して
都立の高校に通うWさんのお話を通して、
新高校1年生の勉強に対するよくある悩みについてお伝えします。
高校1年生最初の課題
4月の半ば頃。
学校の授業で数学についていけないという悩みを抱えて
世田谷校に通い始めたWさん。
最初の体験授業では、中学数学の基本的な用語も復習が必要な状態でした。
というのも、彼女は中学2年生になるまで、
ご両親のお仕事の都合で香港に住んでいたからです。
得意の語学力を活かし、
英語教育の盛んな高校に進学したWさんでしたが、
数学に関しては学校の授業についていけず、
焦りを感じていました。
入塾したのは、中間試験まであと1ヶ月という時期。
本来であれば中学数学の復習を丁寧に行いたいところでしたが、
そんな余裕はありませんでした。
とにかく学校の後追いで復習をサポートし、
宿題にもきちんと取り組んでもらいましたが、
それ以上のことはできない状態で試験当日を迎えたのでした。
中学と高校とのちがい
その後、試験が返ってきました。
Wさん「先生、かなり酷かったです💦」
そんな一言を添えて解答用紙を見せてくれたWさん。
私「高校の試験は難しいよね。今回の試験勉強を振り返ってみて、どう感じた?」
Wさん「正直に言うと、本格的に試験勉強を始めたのが1週間前だったんです。高校は授業スピードも早いし、科目も多いからもっと早くから勉強しておけばよかったと思います。」
私「高校最初の試験は、どんな問題が出るかも全然わからなかったよね。あまり時間もなかったから、苦手な数学を理解するので手一杯だったね。」
試験勉強にあまり積極的ではなかった、と言うWさん。
数学の授業についていけないと感じていたにもかかわらず、
思うように勉強を進められていませんでした。
その原因は何だったのでしょうか?
確かに苦手科目が足を引っ張っていたことは一つの原因ですが、
それよりも重要な原因があります。
それは「勉強の型が身についていなかった」ということです。
「苦手だから、しっかり勉強しなきゃ。」
と考えるのは、良い意気込みです。
しかし、高校での勉強は、中学校よりもはるかに難しいです。
試験範囲も比べものにならないほど広いため
『自分にとって効率のよいやり方』を身につけて学習を計画しないと
闇雲に取り組んでも歯が立たないのです。
私は、いちど時間をとり、彼女とじっくり話をしました。
私「今回うまく勉強が進まなかったのは、
中学校と同じ容量で高校の勉強を考えていたからじゃないかな?」
Wさん「中学の頃は学校の授業についていけなくても、
試験前に頑張ればなんとかやっていけてたんですが。」
私「中学校は試験前だけ対策をすれば、Wさんにとっては、間に合うような勉強量だったよね。
与えられたことをしっかりこなしているだけでよかったんだ。
けど、高校はそれでは通用しない、ということが、今回で分かったね。」
Wさん「そうですね…量が多くて、中途半端な状態で試験を迎えてしまいました。」
私「そう。だから中学の頃のように、受け身の姿勢で授業を受けていたら絶対に追いつかないよ。
高校は特に予習・復習が大事だからね!
次の試験に向けて、各教科でそれぞれルーティンでやってほしいことを伝えるね。」
やるべきことを明確に
それから3週間が経ち、期末試験が近づいてきました。
前回与えられたことだけに精一杯だったWさんに変化がみられました。
Wさん「先生!予習をしているので、学校の授業に少しついていけるようになりました!」
と感想を聞かせてくれたり、自ら部活の帰りに自習に来るようになったのです。
自ら空いた時間を活用する高校生たちがたくさんいます。
高校に入学したての頃は、
勉強に対してどう取り組んでいけばよいのかわからない生徒がほとんどです。
勉強が苦手な子は特に、やるべきことが明確でないので、
勉強に身が入らず最初の試験で点数を落としてしまうことが少なくありません。
試験前だけ集中的に勉強すればよい、というのは中学生までです。
高校生は、日々の予習・復習が非常に大切で、
ここが疎かになると試験勉強が非常に大変になってしまいます。
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