世田谷校 Freewillブログ

2022年2月4日

中3受験生に得てほしいもの

こんにちは、世田谷校の遠藤です。

 

都立と私立の推薦入試が終わり、

いよいよ一般受験が本格的にはじまります🔥

 

12月と1月は実際に志望校の入試問題を解いてきました。

 

これまでの蓄積が点数に繋がっている教科もあれば、

課題が浮き彫りになり勉強計画を改めなければいけない教科もあります。

 

各生徒さんとは改めて今後の方針について話す機会を設けています。

 

 

残りの期間のルーティンを決める!

 

私立難関校を第一志望に日々励んでいるYちゃん。

勉強のセンスがずば抜けていい彼女は、

この2ヶ月間でとても理想的な成長を見せてくれました。

 

最初は目標点数70点に対し、30点台でした。

それにめげず、嫌いだった英単語の暗記や解いた過去問の丁寧な解き直しをしてきたことで、

着実に点数を伸ばし、直近の過去問ではなんと81点という記録を出しています!

 

そんなYちゃんにも課題はあります。

 

英語においては熟語発音、そして和文英訳で点を落とすことがあります。

解き直しはしっかりしているものの、

一度ではどうしても完璧な状態が作れない単元です。

 

そのため残りの期間では、これまで解いた全ての年度に関して、

上記の3点のみを解き直ししていきながら、

過去に読んだ文を1日1文は必ず読む習慣をつけようと約束しました。

 

数学は大問1で問われる計算系の問題に割くスピードが課題です。

その対策として、志望校と同じ難易度の他校の問題を寄せ集め、

1日に1個、大問1の対策演習をやっていく習慣を作りました。

 

課題を明確した後は、一段と引き締まった様子。

 

 

かつては宿題を多く出してもやれていないことも多かったYちゃんですが、

今では課題意識を持って授業後にも残って自習していく姿もみられます。

 

 

進学が確定していても、勉強は続く!

 

次は以前、法政国際高校と青山学院で相談をしに来てくれたAちゃん。

 

最終的には、単願推薦で法政国際に進学することになりました。

(単願推薦とは私立学校を第一志望とする受験生に対して、推薦基準を満たしていれば合格できる入試制度のことです。)

ただ、単願推薦が決まったからといってそこで受験勉強が終わりではありません。

 

新高校1年生は大学入試改革により、新学習指導要領による授業が始まります。

ちょうど彼女たちの学年から高校の成績が一層重要となってくるのです。

 

Aちゃん「大学に行きたい学部があったので、この高校に入って志望学部に行けるように頑張りたいです。でも、この先、学びたいものが変わるかもしれないので、外部受験の可能性も考えておきたいなとも思っています。」

 

11月の時点でそう話していたAちゃんに、

私は残りの受験期間をどう過ごしたほうがよいか伝えました。

 

私「一般受験で入ってくる子たちは2月まで受験勉強をして合格したということになるね。あと、Aが行きたい学部の指定枠は1〜2名だったよね?それなら当然、高校3年間の成績が基準となるはず。学校では学年10位以内に入れるくらいになってもらいたい。そのためにも、これからは過去問の目標点数を決めて、一般入試で入ってくる子も含めて上位の成績で入学できるよう引き続き受験勉強に取り組んでいこう!」

 

その後一度も勉強をサボることなく、趣味の読書を合間に挟みながら、

意欲的に受験勉強に取り組んでくれています✨

 

どの生徒も課題に必死に向き合っています。

 

 

受験勉強を通して得られること

 

中学受験が盛んな都内であっても、多くの中学生は高校受験を経験します。

近年では私立高校の単願推薦で進学先を決める生徒さんも増えており、

一見、受験勉強という壁を乗り越えて成長する、といった役割は薄らいできているように見えます。

 

ですが、実は単願推薦の生徒であっても、希望する学校の推薦基準を満たすため、

学校の定期テストを一生懸命やったり、英検や漢検に取り組むなど、

内申点をあげるための努力をたくさんしている、というのが現状です。

 

そして、一般入試を受ける生徒さんは言わずもがな、来たる本番の日に向けて、日々努力をして学力を伸ばしています。

これまで約15年の人生で一番辛い日々を経験している中学3年生も少なくありません。

 

これから本番を迎える子も、すでに進学先が決まっている子も、この高校入試を中学生活の集大成として捉えてもらい、

この経験があったから今大変なことも乗り越えられるんだ、と思ってもらえるような機会にしてあげたいと考えています。

 

残りわずかの期間の目標もしっかりと明確に設定して、

最後まで走り切ってもらえるように、精一杯サポートしてまいります。

 

 


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